本問は、「医薬品」の「かぜ・かぜ薬」についての問題です。漢方処方製剤の選択肢が1つありますが、これ以外は、すべて基礎・基本事項です。漢方処方製剤の選択肢ができなくても、最終解答は導けるはずです。余裕があれば、漢方処方製剤のテキストをきっちり読み込んでおきます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「チペピジンヒベンズ酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える。
「鎮咳成分」の「チペピジンヒベンズ酸塩」の正しい記述です。
当該成分は、「中枢神経系に作用して咳を抑える成分」で、「延髄の咳嗽中枢」に作用します。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「アスピリンは、血液を凝固しにくくさせる作用がある。」ですが、正しい記述です。
「アスピリン」の正しい記述です。
よって、「胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける。」となっています。
「適正使用」の「使用しない 女性系」でも出るので、シッカリ押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「メキタジンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げるこ とにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。」ですが、正しい記述です。
「抗ヒスタミン成分」の「メキタジン」の正しい記述です。
「肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げる」ウンヌンが、抗ヒスタミン成分の説明です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「香蘇散は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭 痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、「柴胡桂枝湯」のものです。
キーワードの「かぜの中期から後期の症状」で、判断できるかと思います。
「香蘇散」ですが、これは、「体力虚弱」で、そして、「かぜの初期」なので、この点から判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
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