本問は、「医薬品」の「眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「カフェインには、作用は弱いながら反復摂取により依存を形成する性質がある。」ですが、正しい記述です。
「カフェイン」の正しい記述です。
コーヒーや紅茶をよく飲む人は、体感しているかと思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「小児用の眠気防止薬として、無水カフェインを用いる。」ですが、誤った記述です。
手引きには、少し長いですが…、
「成長ホルモンは生体を構築したり修復したりする上で重要な働きをしているホルモンであるが、」
「成長ホルモンの分泌を促す脳ホルモンはある種の睡眠物質と同時に分泌され、それにより睡眠が促されることが知られている。」
「すなわち、定期的な睡眠によって、生体は正常な状態に維持され、また、成長することができる。」
「したがって、特に成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はない。」
「眠気防止薬が小・中学生の試験勉強に効果があると誤解されて誤用事故を起こした事例も知られており、15歳未満の小児に使用されることがないよう注意が必要である。」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「チアミン塩化物塩酸塩は、眠気による倦怠感を和らげる補助成分として配合されて いる。」ですが、正しい記述です。
「チアミン塩化物塩酸塩」ですが、つまりは、「ビタミンB1」です。
選択肢が言うように、「眠気による倦怠感を和らげる補助成分」として配合されています。
手引きには、先の「ビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩等)」以外に、「ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム等)、パントテン酸カルシウム等、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩等)、ビタミンB12(シアノコバラミン等)、ニコチン酸アミド、アミノエチルスルホン酸(タウリン)等が挙げられています。
最近では、全国的に、マイナーなビタミン成分が実によく問われています。
中盤あたりから、「医薬品 その他系のビタミン成分」などで、対策を練っておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止 薬を使用するのは適切ではない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
そのまんまですが、手引きには、「かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を 使用するのは適切ではない」とあります。
んで、手引きでは、「眠気が生じると不都合なときには、眠気を催す成分を含まない医薬品が選択されるべき」と続きます。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:3
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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