カルシウムは、「滋養強壮保健薬」の「主たる配合成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、筋肉の収縮、血液凝固、神経機能にも 関与する。」
「カルシウム主薬製剤は、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、 沈降炭酸カルシウム等が主薬として配合された製剤で、虚弱体質、腺病質(※)における骨歯の 発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられる。」
「カルシウムの過剰症としては、高カルシウム血症が知られている。」
「カルシウムを含む成分 は、胃腸薬等、カルシウムの補給を目的としない医薬品においても配合されており、併用によりカルシウムの過剰摂取を生じることのないよう留意される必要がある。」
「※ 注記:貧血等になりやすい虚弱・無力体質。」
…と、相なります。
注記部分も出る可能性があるので、ざっくりと見ておいてください。暗記は無用です。
ご存じのように、「カルシウム」は、「滋養強壮保健薬」の「主たる配合成分」として登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】パンビタンハイ 240錠 」などがあります。
当該成分は、あまりにその名称が有名なためか、試験にはほとんど出ていません。
が、いつ、問われてもおかしくないので、優先順位は「高い」です。
カルシウムは…、
① カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素で、筋肉の収縮、血液凝固、神経機能にも関係している。虚弱体質、腺病質における骨歯の発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられる
② カルシウムの過剰症として、低カルシウム血症がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素で、筋肉の収縮、血液凝固、神経機能にも関係している。虚弱体質、腺病質における骨歯の発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられる。」ですが、正しい記述です。
当該カルシウムですが、あまりにメジャーな成分なので、試験に出るとしたら、このような「そのまんま」が出るくらいかと思います。
細かい効能は、ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。
よって、①は、「○」となります。
②の「カルシウムの過剰症として、低カルシウム血症がある」ですが、登録販売者の典型的なひっかけです。
カルシウムの過剰症としてあるのは、「“高”カルシウム血症」です。
よって、②は、「×」となります。
本試験では、本当に、こうした1字1句を逆にしただけの問題が出ます。
問題文は慎重に読み進めてください。
カルシウムは、胃腸薬等にも配合されています。併用による過剰摂取に注意します。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、どんなものでもチェックしておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】パンビタンハイ 240錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「滋養強壮保健薬」の「主たる配合成分」へのリンクです。
ナイアシン(ニコチン酸アミド、ニコチン酸)、パントテン酸カルシウム、ビオチン
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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