グルクロノラクトンは、「滋養強壮保健薬」の「その他の成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「グルクロノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、」
「全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「グルクロノラクトン」は、「滋養強壮保健薬」の「その他の成分」として登場します。
市販薬には、「【第3類医薬品】グロンサン内服液 20mL×30 」などがあります。
当該成分は、ときおり試験に出ます。優先順位は「高い」です。
グルクロノラクトンは…、
① グルクロノラクトンは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミ ンE等と組み合わせて配合されている場合がある。
② グルクロノラクトンは軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「グルクロノラクトンは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミンE等と組み合わせて配合されている場合がある」ですが、誤りです。
グルクロノラクトンのキーワードは、「肝血流の促進」です。
問題文の言う「米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分」は、「ガンマ‐オリザノール」です。
よって、①は、「×」となります。
②の「グルクロノラクトンは軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる」ですが、これも、誤りです。
問題文の言う「軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する」は、「コンドロイチン硫酸」のことです。
よって、②は、「×」となります。
当該グルクロノラクトンですが、本問のような説明文の「入れ替え」問題か、手引きの記述がそのまま出るくらいが関の山です。
テキストを精読しておきましょう。
グルクロノラクトンは、先の問題で見たように、肝臓の働きを助け、肝血流を促進します。
キーワードの「肝血流」は、押えておきましょう。
肝血流と来たら、グルクロノラクトンです。
くだらない憶え方あります。
「カングルー」です。
カンガルーをもじった「カングルー」ですが…、
カン・・・肝血流と肝臓の「カン」
グルー・・・「グル」クロノラクトン
…といった次第です。
キーワードの肝臓・肝血流が一気に押えられるので、個人的には、「カングルー」が気に入っています。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第3類医薬品】グロンサン内服液 20mL×30 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「滋養強壮保健薬」の「その他の成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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