本問は、「医薬品」の「眼科用薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「テトラヒドロゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目 的として配合される場合がある。」ですが、正しい記述です。
「テトラヒドロゾリン塩酸塩」ですが、「アドレナリン作動成分」で、血管を収縮させます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を 改善する効果を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。
「抗炎症成分」の「イプシロン-アミノカプロン酸」の正しい記述です。
当該イプシロン-アミノカプロン酸は、眼科用薬だけの成分なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「硫酸マグネシウムは、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して配合される場合があ る。」ですが、誤った記述です。
「硫酸マグネシウム」ですが、これは、「無機塩類」です。
選択肢の言う「新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果」ウンヌンなのは、「アミノ酸成分」の「アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム」が該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、当該無機塩類ですが、手引きには…、
「涙液の主成分はナトリウムやカリウム等の電解質であるため、配合成分として塩化カリウ ム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二 水素カリウム等が用いられる」
…とあります。
ガチで憶える必要はないですが、テキストの該当箇所は、精読しておきましょう。
近年の試験は、本問のようなマイナーな成分も、ドンドコ出題されています。
ガチで追及する必要はないですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、チェックしておきましょう。
選択肢エの「ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを助ける作用を示し、毛様体におけ るアセチルコリンの働きを抑えることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。」ですが、誤った記述です。
登録販売者試験らしい問題です。
間違っているのは、「コリンエステラーゼの働きを助ける作用を示し(略)アセチルコリンの働きを抑える」のところです。
正しくは、「コリンエステラーゼの働きを“抑える”作用を示し(略)アセチルコリンの働きを“助ける”」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「目の調節機能を改善する配合成分」の「ネオスチグミンメチル硫酸塩」は、そこそこの出題率があるので、押えておきましょう。
また、カタカナ語句の「コリンエステラーゼ」と「アセチルコリン」の「入れ替え」問題も、予想されるので、チェックしておきましょう。
「ア」は「正」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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