第77問‐鹿児島県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「高コレステロール改善薬」についての問題です。いくつか小難しい選択肢もありますが、何とか解けるレベルです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

第77問‐高コレステロール改善薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「血液中の低密度リポタンパク質(LDL)が多く、高密度リポタンパク質(HDL)が少ないと、 コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活 習慣病につながる危険性が高くなる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 本問のように、総論部分からも問題は出るので、遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。

 なお、「ひっかけ」で、語句が入れ替えられることがあります。

 たとえば、「低密度リポタンパク質(LDL)が“少なく”、高密度リポタンパク質(HDL)が“多く”」といった塩梅です。このあたりは、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成する とされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる」ですが、正しい記述です。

 「リノール酸」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用等 の異常ではない。」ですが、正しい記述です。

 「リボフラビン(ビタミンB2)」の正しい記述です。

 選択肢の言うように、黄色くなる尿の副作用は、使用をやめるほどではありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、他県で、「黄色」が「赤色」などに変えられたので、注意してください。

選択肢エ

 選択肢エの「ビタミンB2は、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。」ですが、正しい記述です。

 「リボフラビン(ビタミンB2)」ですが、手引きには、「コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている」とあります。

 先のリンクページでも述べていますが、「漢字の羅列は、リボフラビン(ビタミンB2)」くらいに押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、他県にて、「生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用」のところの、抑制やら促進やらが入れ替えられて出題されました。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、チェックしてください。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:解熱鎮痛薬の働き

 64問:解熱鎮痛薬の成分

 65問:ピリン系解熱鎮痛成分

 66問:眠気を促す薬

 67問:生薬(眠気を促す薬)

 68問:眠気を防ぐ薬

 69問:鎮暈薬

 70問:漢方処方製剤(小児鎮静薬)

 71問:鎮咳去痰薬

 72問:胃に作用する薬

 73問:整腸薬・瀉下薬

 74問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 75問:駆虫薬

 76問:強心薬

 77問:高コレステロール改善薬

 78問:貧血用薬

 79問:痔疾用薬

 80問:外用痔疾用薬

 81問:婦人薬

 82問:漢方処方製剤

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:プソイドエフェドリン塩酸塩

 85問:鼻に用いる薬の配合成分

 86問:鼻に用いる薬

 87問:眼科用薬

 88問:点眼薬

 89問:眼科用薬

 90問:殺菌消毒成分

 91問:ステロイド性抗炎症成分

 92問:皮膚に用いる薬の配合成分

 93問:歯痛・歯槽膿漏薬

 94問:歯や口の中に用いる薬

 95問:禁煙補助剤(咀嚼剤)

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤 総論

 98問:生薬成分

 99問:殺虫剤・忌避剤

 100問:妊娠検査薬

令和4年度 鹿児島県 科目別

 ・令和4年度 鹿児島県 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

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