イプシロン-アミノカプロン酸‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 イプシロン-アミノカプロン酸は、「眼科用薬」の「抗炎症成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「抗炎症成分:イプシロン-アミノカプロン酸

 「炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、」

 「目の炎症を改善する効果を期待して用いられる」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「イプシロン-アミノカプロン酸」は、「眼科用薬」の「抗炎症成分」として登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】マリンアイ抗菌S 10mL 」などがあります。

 「イプシロン-アミノカプロン酸」ですが、試験には、あまり登場しません。

 しかし、点眼薬の独自の成分なので、出題者から狙われやすい成分です。

 「熊本県 R4 第87問」などで、出題されます、

 よって、優先順位は「高い」です。

過去問○×問題

 イプシロン-アミノカプロン酸は…、

 ① イプシロン-アミノカプロン酸は、抗菌作用を有し、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。

 ② イプシロン‐アミノカプロン酸は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する目的で用いられる。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

①解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「イプシロン-アミノカプロン酸は、抗菌作用を有し、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる」ですが、誤りです。

 イプシロン-アミノカプロン酸は、「抗炎症成分」です。選択肢のいうような、「殺菌消毒成分」はありません。

 試験に出るとしたら、本問くらいが関の山かと思われます。

 よって、①は、「×」となります。

②解説

 ②の「イプシロン‐アミノカプロン酸は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する目的で用いられる。」ですが、誤った記述です。

 イプシロン‐アミノカプロン酸は、「抗炎症成分」です。

 本試験では、ストレートに、効能・効果が問われています。

 「東京都 H30 87問:眼科用薬」や「奈良県 R4 第85問」などを参考にしてください。

 よって、②は、「×」となります。

試験ポイント

 試験に一番出るのは、「抗炎症成分」のところです。

 基本の「成分名‐名称」を、押えておきましょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第2類医薬品】マリンアイ抗菌S 10mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「眼科用薬」の他の「抗炎症成分」へのリンクです。

 リゾチーム塩酸塩

 グリチルリチン酸二カリウム

 ベルベリン硫酸塩

 イプシロン-アミノカプロン酸

 プラノプロフェン

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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