本問は、「医薬品」の「婦人薬」についての問題です。生薬の選択肢が1つ、マイナーなビタミン成分の選択肢が1つありますが、他の選択肢が基本レベルなので、最終解答は、導けるように思います。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「婦人薬」の攻略ページは、「婦人薬の総論とかまとめ」です。一読願います。
選択肢アの「妊婦又は妊娠していると思われる女性は、エチニルエストラジオールやエストラジオールといっ た女性ホルモン成分を摂取することが望ましい。」ですが、誤った記述です。
んなーこたない、と突っ込む選択肢です。
間違っているのは、「女性ホルモン成分を摂取することが望ましい」のところです。
「エチニルエストラジオールとエストラジオール」ですが、これは、「妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されている」ため、「使用を避ける」となっています。
「適正使用」でも、ド定番の論点なので、押えておきましょう。
参考:使用しない 女性系
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「エチニルエストラジオールやエストラジオールを含有する婦人薬において、外用薬は製造販売さ れていない。」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「膣粘膜又は外陰部に適用されるものがある」
…とありま す。
んなもんで、外用薬もあります。
また、市販薬にも、軟膏剤のものがあります。
amazon参考:【指定第2類医薬品】オーロラS 5g
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢ウの「サフランやコウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合さ れている場合がある。」ですが、正しい記述です。
「婦人薬」の生薬は、そこそこの出題率なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢エの「婦人薬には、疲労時に消耗しがちなビタミンの補給を目的として、ビタミンB1やビタミンCが 配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
「(c) ビタミン成分」からの出題で、そのとおりの記述です。
手引きには…、
「疲労時に消耗しがちなビタミンの補給を目的として、ビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩等)、ビタミンB2(リボフラビン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム等)、」
「ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩等)、ビタミンB12(シアノコバラミン)、ビタミンC(アスコルビン酸等)が配合されている場合がある。」
「また、血行を促進する作用を目的として、ビタミンE(トコフェロールコハク酸エステル等)が配合されている場合がある。」
…とあります。
このように、「婦人薬」のビタミン成分は、滋養強壮保健薬のビタミン成分の知識があれば、解けるものばかりです。
「婦人薬・・・ビタミン成分・・・滋養強壮保健薬とほぼ同じ」くらいに、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
最近では、マイナーなビタミン成分からも、出題されるようになっています。
直前期あたりで、「医薬品 その他系のビタミン成分」を活用して、押さえていきましょう。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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