第64問‐鹿児島県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬の成分」の問題です。生薬の選択肢が1つありますが、そのほかの選択肢が基礎・基本的なものばかりなので、最終解答は、導くことができます。できなかった選択肢は、復習しておきましょう。

第64問‐解熱鎮痛薬の成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしにくい。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 「アスピリン」ですが、「アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすい」です。

 んなもんで、「アスピリンアルミニウム」などがあるわけです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「アセトアミノフェンは、内服薬のほか、小児の解熱に用いる坐薬に配合されている場合もある。」ですが、正しい記述です。

 「アセトアミノフェン」の正しい記述です。

 手引きには、「内服薬のほか、専ら小児の解熱に用いる製品としてアセトアミノフェンが配合された坐 薬もある。」と、選択肢そのまんまの記述があります。確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「一般用医薬品において、イブプロフェンは、いかなる場合も15歳未満の小児に対して使用して はならない。」ですが、正しい記述です。

 「イブプロフェン」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「一般用医薬品においては、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。」

 …とあります。

 「適正使用」の論点でもあるので、「使用しない 小児」も、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「シャクヤクは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの 蔓 性の茎及び根茎を横切したものを基原とする もので、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。

 ぜんぶ違います。

 「シャクヤク」ですが、効能は、「鎮痛鎮痙作用、鎮静作用」です。

 そして、基原は、「ボタン科のシャクヤクの根」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、選択肢の言う「ツヅラフジ科のオオツヅラフジ(略)鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待」ウンヌンなのは、「ボウイ」です。

答え

 「ア」は「誤」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「誤」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:3

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医薬品

 61問:かぜ薬

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:解熱鎮痛薬の働き

 64問:解熱鎮痛薬の成分

 65問:ピリン系解熱鎮痛成分

 66問:眠気を促す薬

 67問:生薬(眠気を促す薬)

 68問:眠気を防ぐ薬

 69問:鎮暈薬

 70問:漢方処方製剤(小児鎮静薬)

 71問:鎮咳去痰薬

 72問:胃に作用する薬

 73問:整腸薬・瀉下薬

 74問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 75問:駆虫薬

 76問:強心薬

 77問:高コレステロール改善薬

 78問:貧血用薬

 79問:痔疾用薬

 80問:外用痔疾用薬

 81問:婦人薬

 82問:漢方処方製剤

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:プソイドエフェドリン塩酸塩

 85問:鼻に用いる薬の配合成分

 86問:鼻に用いる薬

 87問:眼科用薬

 88問:点眼薬

 89問:眼科用薬

 90問:殺菌消毒成分

 91問:ステロイド性抗炎症成分

 92問:皮膚に用いる薬の配合成分

 93問:歯痛・歯槽膿漏薬

 94問:歯や口の中に用いる薬

 95問:禁煙補助剤(咀嚼剤)

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤 総論

 98問:生薬成分

 99問:殺虫剤・忌避剤

 100問:妊娠検査薬

令和4年度 鹿児島県 科目別

 ・令和4年度 鹿児島県 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

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