本問は、「医薬品」の「ステロイド性抗炎症成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「デキサメタゾンやフェルビナクは、ステロイド性抗炎症成分に分類される。」ですが、誤った記述です。
「デキサメタゾン」は、「ステロイド性抗炎症成分」です。
しかし、「フェルビナク」は、「非ステロイド性抗炎症成分」です。
新手の出題です。落ち着いて解答しましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象として用い られる。」ですが、誤った記述です。
ぜんぶダメな選択肢です。
選択肢の場合は、「受診勧奨」のケースです。
手引きには…、
「慢性の湿疹や皮膚炎、又は皮膚症状が広範囲にわたって生じているような場合には、感染症 や内臓疾患、又は免疫機能の異常等による可能性もあり、医療機関を受診するなどの対応が必 要である」とあります。
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、手引きには、さらに…、
「短期間の使用であっても、患部が広範囲にわたっている人では、ステロイド性抗炎症成分を含有する医薬品が患部全体に使用されると、ステロイド性抗炎症成分の吸収量が相対的に 多くなるため、適用部位を限る等、過度の使用を避けるべきである」
…という記述もあります。
こちらの方も、重要なので、押えておきましょう。
選択肢ウの「ステロイド性抗炎症成分は、外用の場合は末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示 し、特に、 痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
基本事項です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢エの「ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示すことから、水痘(水疱瘡)、みずむし、たむしや化膿している患部に使用すると症状を悪化させるおそれがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の言うように、「末梢組織の免疫機能を低下させる作用」があるので、「水痘(水疱瘡)、みずむし、たむしや化膿している患部」には使用しないことになっています。
「適正使用」の論点でもあるので、シッカリと押えておきましょう。
参考:次の症状がある人
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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