本問は、「医薬品」の「整腸薬・瀉下薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「トリメブチンマレイン酸塩は、消化管の平滑筋に直接作用して消化管の運動を調整する作用があ るとされる。」ですが、正しい記述です。
「消化管の運動を調整する作用」の「トリメブチンマレイン酸塩」の正しい記述です。
キーワードの「消化管の平滑筋に直接作用」は、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「ヒマシ油は、ヒマシを圧搾して得られた脂肪油で、大腸でリパーゼの働きによって生じる分解物 が、大腸を刺激することで 瀉 下作用をもたらすと考えられている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「大腸」のところです。
正しくは、「小腸」です。
「ヒマシ油」は、「小腸刺激性瀉下成分」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢前半のの「ヒマシを圧搾」ウンヌンのところは、正しいです。
手引きには…、
「ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた脂肪 油で、」
「小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作 用をもたらすと考えられている」
…とあります。
このあたりも、チェックしておきましょう。
選択肢ウの「ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促すと考えられている。」ですが、正しい記述です。
「大腸刺激性瀉下成分」の「ビサコジル」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、他県にて、「結腸や直腸の粘膜」のところが「“下行結腸やS状結腸”の粘膜」云々と変えられたので、注意してください。
選択肢エの「ヒマシ油は、腸内容物の排除を目的として用いられ、緩やかで弱い 瀉 下作用を示すため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、3歳未満の乳幼児に使用しても問題ない」ですが、誤った記述です。
「ヒマシ油」ですが、選択肢の言うように、確かに「腸内容物の排除を目的」としています。
しかし、「急激で強い瀉下作用」のため、「妊婦又は妊娠していると思われる女性、3歳未満の乳幼児」は、使用を避けるとなっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「ヒマシ油」ですが、手引きには…、
「主に誤食・誤飲等による中毒の場合など、腸管内の物質をすみやかに体外に排除さ せなければならない場合に用いられる」
…とあります。
んで、「防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合のような脂溶性の物質による中毒には使用を避ける必要がある(ナフタレンやリン等がヒマシ油に溶け出して、中毒症状を増悪させるおそれがある)」
…となっています。
このあたりも、実によく出るので、テキストで確認しておきましょう。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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