テトラヒドロゾリン塩酸塩は、「眼科用薬」の「アドレナリン作動成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「アドレナリン作動成分」
「結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として、」
「ナファゾリン塩酸塩、ナファゾリン硝酸塩、エフェドリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分が配合されている場合がある。」
「緑内障と診断された人では、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨 げるおそれがあるため、使用前にその適否につき、治療を行っている医師又は治療薬の調剤 を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
「連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。」
「また、長引く目の充血症状は、目以外の異変を含む、重大な疾患による可能性も考えられる ため、」
「5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を継続することな く、医療機関(眼科)を受診する必要性を含め、専門家に相談がなされるべきである。」
…と、相なります。
ご存じのように、「テトラヒドロゾリン塩酸塩」は、「眼科用薬」の「アドレナリン作動成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL」や「【第2類医薬品】スマイル40メディクリア 15mL 」などがあります。
「テトラヒドロゾリン塩酸塩」は、そこそこ、試験に登場する成分です。「茨城県 R3 第91問」などで出題実績があります。
優先順位は「ふつう」です。
テトラヒドロゾリン塩酸塩は…、
① テトラヒドロゾリン塩酸塩が配合された点眼薬を連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「テトラヒドロゾリン塩酸塩が配合された点眼薬を連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある」ですが、正しい記述です。
先に見たように、手引きには…、 「連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。」
…とあります。
副作用は、どんな薬でも出題される可能性があるので、丁寧に見ておきましょう。
よって、①は、「○」となります。
アドレナリン作動成分は、結膜を通っている血管を収縮させ、目の充血を除去します。
眼圧が上昇し治療を妨げるおそれがあるため、緑内障の診断を受けた人は、使用前に、医師などに相談します。
アドレナリン作動成分を、連用・頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、充血をこじらせたりします。
長引く充血は、他の疾患の可能性が高いので、速やかに受診します。
このあたりも、押えておきましょう。
なお、アドレナリン作動成分には、憶え方があります。ブログの「アドレナリン作動成分の憶え方‐登録販売者」を、お目汚しください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL」や「【第2類医薬品】スマイル40メディクリア 15mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「眼科用薬」の他の「アドレナリン作動成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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