本問は、「医薬品」の「鎮暈薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経の調節作用のほか、内耳へ の血流を改善する作用を示す。」ですが、正しい記述です。
「抗めまい成分」の「ジフェニドール塩酸塩」の正しい記述です。
キーワードの「内耳」は、チェックしておきましょう。
他県では、“中耳”などに変えられています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しにくいとされている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「脳内に移行しにくい」のところです。
正しくは、「脳内に移行しやすい」です。
「抗コリン成分」の「スコポラミン臭化水素酸塩」ですが、手引きには…、
「乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成 分で、」
「消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、」
「抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い」
…となっています。
太文字部分は、昔からよく出る論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えること を目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素のような局所麻酔成分が配合されてい る場合がある。」ですが、誤った記述です。
「アリルイソプロピルアセチル尿素」ですが、これは、「鎮静成分」です。
選択肢の言う「局所麻酔成分」には、「アミノ安息香酸エチル」が該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、3歳未満を対象 とした乗物酔い防止薬はない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。」
「乗物酔い防止薬に3歳未満の乳幼児向けの製品はなく、そうした乳幼児が乗物で移動中に機嫌が悪くな るような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの他の要因が考慮されるべきであり、」
「乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意される必要がある。」
…とあります。
こうした薬常識問題は、よく問われるので、押えておきましょう。
また、数字は、常に狙われています。「医薬品の数字3」を一読をば。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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