午後第29問‐香川県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「眼科用薬の配合成分」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。

午後第29問‐眼科用薬の配合成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「目の充血除去を目的に配合されるテトラヒドロゾリン塩酸塩は、緑内障を悪化させる ことがある。」ですが、正しい記述です。

 「アドレナリン作動成分」の「テトラヒドロゾリン塩酸塩」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「緑内障と診断された人では、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨 げるおそれがあるため、」

 「使用前にその適否につき、治療を行っている医師又は治療薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「アズレンスルホン酸ナトリウムやアラントインは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を 促す作用を期待して配合されている。」ですが、正しい記述です。

 「組織修復成分」の「アズレンスルホン酸ナトリウム」や「アラントイン」の正しい記述です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「抗ヒスタミン成分であるクロモグリク酸ナトリウムは、ヒスタミンの働きを抑えるこ とにより、目の痒みを和らげることを目的として配合されている。」ですが、誤った記述です。

 「クロモグリク酸ナトリウム」ですが、「抗アレルギー成分」です。

 当該抗アレルギー成分は、「肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える作用」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「結膜炎やものもらい(麦粒腫)などの化膿性の症状の改善を目的として、スルファメ トキサゾール等のサルファ剤が用いられる。」ですが、正しい記述です。

 「抗菌成分」の「サルファ剤(スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム)」の正しい記述です。

 なお、「サルファ剤」ですが、他県では、当該サルファ剤の表記がなく、長ったらしいほうのスルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウムのみで出題されたことがあるので、別名まで、押えておきましょう。

 んで、「抗菌成分」には、他に「ホウ酸」も、あります。他県で出題されたことがあるので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「誤っているもの」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 午後1問:かぜ薬

 午後2問:かぜ薬の配合成分

 午後3問:漢方処方製剤(かぜ)

 午後4問:解熱鎮痛成分の働きと副作用

 午後5問:解熱鎮痛成分

 午後6問:漢方処方製剤(鎮痛)

 午後7問:眠気を促す薬及び眠気を防ぐ薬

 午後8問:鎮暈薬

 午後9問:鎮咳去痰薬

 午後10問:漢方処方製剤(鎮咳去痰)

 午後11問:胃の薬

 午後12問:胃に作用する薬

 午後13問:腸の薬の配合成分

 午後14問:腸の薬

 午後15問:漢方処方製剤(腸の薬)

 午後16問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後17問:浣腸薬及び駆虫薬

 午後18問:強心薬

 午後19問:高コレステロール改善薬

 午後20問:貧血用薬

 午後21問:痔の薬

 午後22問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 午後23問:月経及び婦人薬の適用対象

 午後24問:婦人薬

 午後25問:漢方処方製剤(アレルギー)

 午後26問:点鼻薬

 午後27問:点鼻薬の成分

 午後28問:眼科用薬

 午後29問:眼科用薬の配合成分

 午後30問:皮膚に用いる薬

 午後31問:皮膚に用いる薬の成分

 午後32問:ステロイド性抗炎症成分

 午後33問:歯痛薬・歯槽膿漏薬

 午後34問:禁煙補助剤

 午後35問:滋養強壮保健薬

 午後36問:漢方処方製剤(肥満症又は肥胖症)

 午後37問:消毒薬

 午後38問:殺虫成分

 午後39問:一般用検査薬

 午後40問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和4年度 香川県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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