午後第38問‐香川県 令和4年度（2022年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「殺虫成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
午後第38問‐殺虫成分
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「ジクロルボス ― アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合し て働きを阻害する」ですが、正しい記述です。
「有機リン系殺虫成分」の「ジクロルボス」の正しい記述です。
なお、手引きには…、
「殺虫作用は、アセチルコリンを分解する酵素（アセチルコリンエステラーゼ）と不可逆的に結合してその働きを阻害することによる」
…とあります。
カタカナのアセチルコリンとアセチルコリンエステラーゼがいじられるので、テキストで確認しておきましょう。
また、「不可逆的」が「“可逆的”」と変えられるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「ペルメトリン ― 直接の殺虫作用ではなく、昆虫の脱皮や変態を阻害する」ですが、誤った記述です。
「ペルメトリン」ですが、これは、「ピレスロイド系殺虫成分」で、「神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害」です。
選択肢の言う「昆虫の脱皮や変態を阻害」なのは、「昆虫成長阻害成分」の「メトプレン」などが該当します。
当該昆虫成長阻害成分のような、マイナー成分がドンドコ出題されています。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢c
選択肢cの「プロポクスル ― アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合して 働きを阻害する」ですが、正しい記述です。
「カーバメイト系殺虫成分」の「プロポクスル」の正しい記述です。
当該カーバメイト系殺虫成分は、「有機リン系殺虫成分」と違って、「“可逆的”」なので、正確に押さえましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢d
選択肢dの「ピリプロキシフェン ― 神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害する」ですが、誤った記述です。
「ピリプロキシフェン」ですが、「昆虫成長阻害成分」です。
選択肢の言う「神経伝達を阻害」ウンヌンなのは、「ピレスロイド系殺虫成分」の「フェノトリン」などが該当します。
「ピレスロイド系殺虫成分」については、「ピレスロイド系の殺虫成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
医薬品
令和4年度 香川県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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医薬品
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