午後第27問‐香川県 令和4年度（2022年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「点鼻薬の成分」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
午後第27問‐点鼻薬の成分
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「副交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の 充血や腫れを和らげることを目的としてナファゾリン塩酸塩が配合されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「副交感神経系」のところです。
「ナファゾリン塩酸塩」は、「アドレナリン作動成分」です。
んなもんで、正しくは、「交感神経系」です。
登録販売者試験では、定番の「ひっかけ」ポイントなので、意識して押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的」の記述は、正しいです。テキストで確認しておきましょう。
選択肢b
選択肢bの「肥満細胞から遊離するヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症 状の緩和を目的としてクロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されている。」ですが、正しい記述です。
「抗ヒスタミン成分」の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」の正しい記述です。
「肥満細胞から遊離するヒスタミンの働きを抑える」もよく出るので、理解しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「殺菌消毒成分として配合されているベンゼトニウム塩化物は界面活性成分であり、黄 色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌や、結核菌に対する効果がある。」ですが、誤った記述です。
「ベンザルコニウム塩化物」ですが、「殺菌消毒成分」ですが、「結核菌やウイルスには効果がない」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、当該成分のキーワードの「界面活性成分」は、今後出そうなので、チェックしておきましょう。
ところで、憶えなくていいですが、「界面活性成分」の意味は、「界面(物質の境の面）に作用して、性質を変化させる物質の総称」です。
選択肢d
選択肢dの「鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、リドカイン塩酸塩が配合さ れている」ですが、正しい記述です。
「局所麻酔成分」の「リドカイン・リドカイン塩酸塩」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
医薬品
令和4年度 香川県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
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