アリルイソプロピルアセチル尿素は、「精神神経に作用する薬」の「鎮暈薬」の「鎮静成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「鎮静成分」
「乗物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、」
「ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素のような鎮静成分が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
当該成分ですが、「Ⅰ-3(眠気を促す薬)を参照」とあります。
「眠気を促す薬:アリルイソプロピルアセチル尿素」も、参考にしてください。
ご存じのように、「アリルイソプロピルアセチル尿素」は、「鎮暈薬」の「鎮静成分」として登場します。
市販薬には、「ロキソニンSプレミアム 24錠」や「イブクイック頭痛薬DX」、「バファリンプレミアム 40錠」などがあります。
試験には、そこそこ出題される成分で、「東京都 H28 第66問」や「奈良県 R5 第65問」といった出題例があります。
優先順位は、「高い」です。
アリルイソプロピルアセチル尿素は…、
① 炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)として、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素がある。
② 不安や緊張などを和らげることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)として、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素がある」ですが、誤った記述です。
「アリルイソプロピルアセチル尿素」は、「鎮静成分」です。
設問には、「抗炎症成分」とあるので、誤りです。
よって、①は、「×」となります。
②の「不安や緊張などを和らげることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
鎮暈薬の「鎮静成分」は、選択肢のいうように、「不安や緊張などを和らげることを目的」としています。
テキストで確認しておきましょう。
よって、②は、「○」となります。
アリルイソプロピルアセチル尿素のポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
まずもって、当該成分ですが、手引きの記述がちょっとしかないので、「鎮暈薬」では、そう凝った出題は、「そう、ない」と思われます。
よって、基本的なことさえ押さえておけば、OKでしょう。
アリルイソプロピルアセチル尿素の本格的な問題は、「眠気を促す薬」などの他の薬で出題されるかと思います。
当該成分は、依存性があったり、禁忌があったり、副作用があったりするので、要注意成分です。
他の薬のところで、シッカリと勉強しておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「ロキソニンSプレミアム 24錠」や「イブクイック頭痛薬DX」、「バファリンプレミアム 40錠」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鎮暈薬」の他の「鎮静成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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