ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、「公衆衛生用薬」の「消毒薬の成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、」
「塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、」
「プール等の大型設備の殺菌・ 消毒に用いられることが多い。」
…と、相なります。
正直、試験に出るのは、「プールの消毒」のところがほとんどです。
んで、ごくまれに、「有機塩素系殺菌消毒成分」が問われるくらいです。
ご存じのように、「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム」は、「公衆衛生用薬」の「消毒薬」に登場します。
市販薬には、「Milton CP チャイルドプルーフ 60錠 」などがあります。
当該成分は、よく出ます。
優先順位は「高い」です。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは…、
① ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
② 有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い」ですが、正しい記述です。
先に述べたように、試験に出るとしたら、「プールの消毒」です。
よって、①は、「○」となります。
ぶっちゃけ言うと、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが試験に出るのは、ここだけです。
②の「有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。」ですが、正しい記述です。
①と、どこが違うのかと言うと、具体的な名称ではなく、成分名で問われている点です。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと、トリクロルイソシアヌル酸は、「有機塩素系殺菌消毒成分」です。
ジクロル云々ではなくて、成分名の「有機塩素系殺菌消毒成分」の方で問われたことがあったので、チェックしておきましょう。
消毒薬は、「何に効いて、何に効かない」かが、ド定番論点です。個々をしっかり憶えていく必要があります。
しかし、結構、量があるので、全部を押えるのは面倒です。んなもんで、まずは、「ウイルス」に絞って憶えます。
ウイルスに、殺菌消毒効果があるのは、「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」です。
また、公衆衛生用薬では出てきませんが、ついでに、「外皮用薬」に出てくるのも、一緒に押えてしまいましょう。
「外皮用薬」の「ヨウ素系殺菌消毒成分」の「ポビドンヨード」と「ヨードチンキ」は、ウイルスに対し、殺菌消毒作用を示します。
「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」「ポビドンヨード」と「ヨードチンキ」は、ウイルスに効きます。
んなもんで、試験にて、「○○はウイルスに効く」などの選択肢と遭遇したら、先の6つの成分に該当するか否かで判断する、ってな塩梅です。
この6つを憶えておけば、そこそこ、選択肢の判別ができるはずです。
憶え方あります。「殺菌消毒成分等でウイルスに効くものの語呂合わせとまとめ」を、参考にしてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「Milton CP チャイルドプルーフ 60錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「公衆衛生用薬」の「消毒薬の成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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