フタルスリン‐登録販売者
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
フタルスリンは、「公衆衛生用薬」の「ピレスロイド系殺虫成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
インデックス
おさらい‐手引き抜粋
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「ピレスロイド系殺虫成分」
「除虫菊の成分から開発された成分で、比較的速やかに自然分解して残効性が低いため、家 庭用殺虫剤に広く用いられている。」
「主なピレスロイド系殺虫成分として、ペルメトリン、フェノトリン、フタルスリン等がある。」
「殺虫作用は、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することによるものである。」
「高濃度又は多量に曝露して身体に異常が現れた場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
…と、相なります。
「ペルメトリン」にこれといった記述はないですが、「ピレスロイド系殺虫成分」が実によく試験に出ます。
基本の「名称‐成分名」は、押えておきましょう。
「ピレスロイド系殺虫成分」の各成分の名称（ペルメトリン、フェノトリン、フタルスリン）ですが、憶え方があります。
「ピレスロイド系の殺虫成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」を参考にしてください。
傾向と対策、優先順位
ご存じのように、「フタルスリン」は、「公衆衛生用薬」の「ピレスロイド系殺虫成分」に登場します。
市販薬には、「イカリ消毒 スーパーカメムシジェット 420ｍｌ
当該成分は、そこそこの頻度で出題されています。優先順位は「高い」です。
過去問○×問題
フタルスリンは…、
① フタルスリンは、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することで殺虫作用を示すピレスロイド系の殺虫成分である。
…といった感じで出題されます。
解説
先の○×問題の解説です。
①の「フタルスリンは、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することで殺虫作用を示すピレスロイド系の殺虫成分である。」ですが、正しい記述です。
本問には、２つの論点があります。
１つは、「ピレスロイド系の殺虫成分」の効能を問うています。
んで、残る１つは、「フタルスリン」が何の成分かを聞いています。
ピレスロイド系殺虫成分は、選択肢の言うように、「神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害する」という効能があります。
んで、「フタルスリン」は、「ピレスロイド系殺虫成分」です。
よって、①は、「○」となります。
本問が解けるようなら、本試験でも大丈夫でしょう。
残効性低い
ピレスロイド系殺虫剤は、除虫菊の成分から開発された成分です。
比較的速やかに自然分解して、残効性が低いので、家庭用殺虫剤に広く用いられています。
試験ポイント１
殺虫剤のポイントは、「出題傾向」です。
殺虫剤は、都道府県によって、出題される・されないが色濃く出ます。
たとえば、大阪府では、ほぼ毎年殺虫剤が出題されていますが、他の県では、出たり出なかったりします。
全体をざっくり押えたら、受験予定の都道府県のPDF過去問を解いてみてください。
毎年のように出ているようなら、本腰を入れます。
あんまり出ないようなら、参考程度に進めていけばよいでしょう。
試験ポイント２
殺虫剤の頻出論点は、「何系の殺虫剤か」です。
たとえば、「フタルスリンは、有機リン系の殺虫剤である」などと出題される、ってな塩梅です。
なぜ、こういう問題が出るかというと、「使用上の注意」があるためです。
殺虫剤を誤飲した場合の対応として、「何系の殺虫剤を飲んだのかを医師に伝えたうえで診断を受ける」という措置があるのです。
んなもんで、殺虫剤の場合、「何系か」を、まず注意しないといけないといった寸法で、よって、本試験でも頻繁に問われるといった次第です。
殺虫剤では、「成分名‐名称」がド頻出ですので、きっちり、憶えて行ってください。
なお、先の例題ですが、「フタルスリン」は、「ピレスロイド系殺虫成分」なので、当該選択肢は「×」と相なります。
コツ的なこと
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「イカリ消毒 スーパーカメムシジェット 420ｍｌ
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
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使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
こまごましたもの
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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