ピペニルブトキシド(PBO)は、「公衆衛生用薬」の「殺虫補助成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「殺虫補助成分」
「それ自体の殺虫作用は弱いか、又はほとんどないが、殺虫成分とともに配合されることに より殺虫効果を高める成分として、」
「ピペニルブトキシド(PBO)やチオシアノ酢酸イソボルニル(IBTA)などがある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ピペニルブトキシド(PBO)」は、「公衆衛生用薬」の「殺虫補助成分」に登場します。
当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。
当該成分は、出題実績がほとんどありません。優先順位は「低い」です。
しかし、昨今の試験では、マイナー成分も問われるようになっています。
後述するように、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、見ておきましょう。
ピペニルブトキシド(PBO)は…、
① ピペニルブトキシド(PBO)は、殺虫作用が強く、他の殺虫成分とともに配合されることにより殺虫効果を高める効能がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ピペニルブトキシド(PBO)は、殺虫作用が強く、他の殺虫成分とともに配合されることにより殺虫効果を高める効能がある」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「殺虫作用が強く」のところです。
正しくは、「殺虫作用は弱いか、又はほとんどない」です。
「ピペニルブトキシド(PBO)」は、「殺虫補助成分」です。
“補助”という点にウエイトを置いて、押えておきましょう。
よって、①は、「×」となります。
先述しましたが、当該成分は、試験には出ないし、名前は長ったらしいしで、メンドクサイ成分の筆頭です。
暗記で苦しんでいるなら、「捨て問」でいいかと思います。
当該「ピペニルブトキシド(PBO)」が、試験に出るとしたら、最も可能性が高いのが“そのまんま”です。
手引きの記述がそのまま、出題されるのが関の山でしょう。
たとえば、「ピペニルブトキシド(PBO)は、殺虫成分とともに配合されることにより殺虫効果を高める成分である」ウンヌンです。
先の手引きの記述を押えておけば、ほとんどの問題に対処できるかと思います。
あと考えられるのは、アルファベットの「入れ替え」問題です。
ピペニルブトキシドが「PBO」です。頭文字の「ピ」と「P」で把握しておきましょう。
チオシアノ酢酸イソボルニルは「IBTA」です。イソボニルのイとボで「“IB”TA」と把握しておきましょう。
余裕があれば、試験直前で、ざっと見ておいてください。
先述したように、当該成分は、ほとんど試験に出ていません。
しかし、テキストに載っているものは、どれも“出題可能性”があるので、やるべきかといえば、やるべきです。
しかし、ふだんの勉強の際に、この成分を勉強するのは、費用対効果が低すぎます。
んなもんで、「メンドクサイ成分は、行きの電車の中でやる‐登録販売者」で述べたように、完全後回しにして、試験日当日、試験会場に行くときあたりに、“暇つぶし”をかねて、消化するとよいかと思います。
わたしは、行きの電車の中で、暗記に勤しんでいました。
まあ、結局、試験には出ませんでしたが、心は落ち着きました。
「公衆衛生用薬」の「殺虫補助成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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