トリクロロイソシアヌル酸は、「公衆衛生用薬」の「消毒薬の成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸等の有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、」
「プール等の大型設備の殺菌・ 消毒に用いられることが多い。」
…と、相なります。
当該トリクロロイソシアヌル酸ですが、お友達の「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム」同様に、「プールの消毒」くらいしか出ません。
ご存じのように、「トリクロロイソシアヌル酸」は、「公衆衛生用薬」の「消毒薬」に登場します。
当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。
当該市販薬事情を受けてか、試験にはあまり出ません。出ても、基本的な出題に留まっています。優先順位は「ふつう」です。
トリクロロイソシアヌル酸は…、
① トリクロロイソシアヌル酸は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「トリクロロイソシアヌル酸は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い」ですが、正しい記述です。
試験には、大概、手引き通りの文言で出題されてます。
よって、①は、「○」となります。
ホント、当該トリクロロイソシアヌル酸が試験に出るのは、「プールの消毒」くらいです。
トリクロルイソシアヌル酸は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと同じ「有機塩素系殺菌消毒成分」です。
本試験では、当該「有機塩素系殺菌消毒成分」で問われたことがあります。
問題は…、
『有機塩素系殺菌消毒成分は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えら れており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。』
…となっています。
トリクロ云々ではなくて、成分名の「有機塩素系殺菌消毒成分」の方で問われることがあるので、チェックしておきましょう。
なお、似たような語句に、次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの「“塩素系”殺菌消毒成分」もあります。
当該トリクロルイソシアヌル酸とジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは、「“有機塩素系”殺菌消毒成分」です。
きちんと整理して憶えてましょう。「ひっかけ」で、出そうです。
消毒薬は、「何に効いて、何に効かない」かが、ド定番論点です。個々をしっかり憶えていく必要があります。
しかし、結構、量があるので、全部を押えるのは面倒です。んなもんで、まずは、「ウイルス」に絞って憶えます。
ウイルスに、殺菌消毒効果があるのは、「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」です。
また、公衆衛生用薬では出てきませんが、ついでに、「外皮用薬」に出てくるのも、一緒に押えてしまいましょう。
「外皮用薬」の「ヨウ素系殺菌消毒成分」の「ポビドンヨード」と「ヨードチンキ」は、ウイルスに対し、殺菌消毒作用を示します。
「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」「ポビドンヨード」と「ヨードチンキ」は、ウイルスに効きます。
んなもんで、試験にて、「○○はウイルスに効く」などの選択肢と遭遇したら、先の6つの成分に該当するか否かで判断する、ってな塩梅です。
この6つを憶えておけば、そこそこ、選択肢の判別ができるはずです。
憶え方あります。「殺菌消毒成分等でウイルスに効くものの語呂合わせとまとめ」を、参考にしてください。
「公衆衛生用薬」の「消毒薬の成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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