メトキサジアゾンは、「公衆衛生用薬」の「オキサジアゾール系殺虫成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「メトキサジアゾンに代表されるオキサジアゾール系殺虫成分は、いずれも有機リン系殺虫成分と同様にアセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示すが、」
「有機リン系殺虫成分と異なり、アセチルコリンエス テラーゼとの結合は可逆的である。」
「ピレスロイド系殺虫成分に抵抗性を示す害虫の駆除に用いられる。」
「一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性は低いが、高濃度又は多量に曝露して呼吸困難等 の症状が出た場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
…と、相なります。
最も出るところは、「アセチルコリンエス テラーゼとの結合は可逆的」のところです。
最低限、ここだけは、押えておきましょう。
ご存じのように、「メトキサジアゾン」は、「公衆衛生用薬」の「オキサジアゾール系殺虫成分」に登場します。
市販薬には、「アース製薬 ダニアース 300ml 1本 」などがあります。
当該成分は、ときおり試験に顔を見せます。優先順位は「高い」です。
メトキサジアゾンは…、
① 「メトキサジアゾン・・・カーバメイト系」
② 「アタマジラミの防除にはメトキサジアゾンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる」
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「メトキサジアゾン・・・カーバメイト系」ですが、誤った記述です。
メトキサジアゾンは、「オキサジアゾール系」の殺虫成分です。
殺虫成分では、「何系か?」が最もよく問われるので、押えておきましょう。
よって、①は、「×」となります。
「メト“キサジア”ゾン」と「オ“キサジア”ゾール系」とでは、「キサジア」が共通する文言なので、ここで、憶えるのも一手です。
②の「アタマジラミの防除にはメトキサジアゾンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる」ですが、誤った記述です。
シラミの駆除には、「フェノトリン」が使用されます。
ちなみに、当該フェノトリンのみ、直接人体に用いられる殺虫成分です。
んで、「メトキサジアゾン」ですが、「ピレスロイド系殺虫成分に抵抗性を示す害虫の駆除に用いられる」です。
ちなみに、本問は、「関西広域連合 R2 第58問:殺虫剤及び忌避剤」に出題されたものです。
こんな風に、「メトキサジアゾン」も、本格的に出題されるようになっているので、テキストを精読しておきましょう。
カーバメイト系とオキサジアゾール系の殺虫成分は、アセチルコリンエストラーゼと“可逆的に”結合して、その働きを阻害します。
「可逆的」のところがよく出るので、ド暗記です。
なお、「アセチルコリンエストラーゼと“不可逆的に”結合する」のは、「有機リン系」です。整理して憶える必要があります。
そして、カーバメイト系とオキサジアゾール系の殺虫成分は、ピレスロイド系の殺虫成分に抵抗を示す害虫の駆除に用いられます。ここも、そこそこ出ます。きっちり押えておきます。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「アース製薬 ダニアース 300ml 1本 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「オキサジアゾール系」の殺虫成分は、当該「メトキサジアゾン」のみです。リンクはありません。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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