チペピジンヒベンズ酸塩は、「呼吸器官に作用する薬」の「鎮咳去痰薬」の「非麻薬性鎮咳成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「中枢神経系に作用して咳を抑える成分(鎮咳成分)」
「咳を抑えることを目的とする成分のうち、延髄の咳嗽中枢に作用するものとして、」
「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩、ノスカピン、ノスカピン塩酸塩水和物水和物、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、チペピジンヒベンズ酸塩、ジメモルファンリン酸塩、クロペラスチン塩酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩等がある。」
「ノスカピン、ノスカピン塩酸塩水和物水和物、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、チペピジンヒベンズ酸塩、チペピジンクエン酸塩、ジメモルファンリン酸塩、クロペラスチン塩酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩等は、非麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。」
…と、相なります。
ご存じのように、「チペピジンヒベンズ酸塩」は、「鎮咳去痰薬」の「非麻薬性鎮咳成分」として登場します。
市販薬には、「【指定第2類医薬品】ヒヤこどもせきどめチュアブル 24錠 ×2 」などがあります。
出題実績はそこそこで、ときどき顔を出します。「愛知県 R4 第28問」といった出題例があります。
「適正使用」の「使用(服用)しない」の論点があります。
優先順位は、「高い」です。
チペピジンヒベンズ酸塩は…、
① チペピジンヒベンズ酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑えることを目的とする成分である。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「チペピジンヒベンズ酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑えることを目的とする成分である」ですが、正しい記述です。
当該チペピジンヒベンズ酸塩は、「鎮咳成分」で、「延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑えることを目的」としています。
このくらいの出題が関の山かと思われます。
よって、①は、「○」となります。
ところで、配偶者のように卑劣な出題者は、「“延髄”の咳嗽中枢に作用して…」を、「“脊髄”の咳嗽中枢に作用して…」などと出してきます。注意してください。
チペピジンヒベンズ酸塩の「鎮咳去痰薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
一番よく出る論点は、「麻薬性」か「非麻薬性」の判別です。
語呂合わせあります。ブログの「非麻薬性鎮咳成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」を、お目汚しください。
当該「語呂合わせ」で、成分名を暗記すれば、速攻で、選択肢を判別できるはずです。
「チペピジンヒベンズ酸塩」ですが、「使用(服用)しない」論点があります。
本剤を使用して、「アレルギー症状を起こしたことがある人」は…、
「ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)等の重篤なアレルギー性の副作用を生じる危険性が高まるため」…、
「使用(服用)しない」となっています。
出題可能性があるので、押さえておくべきです。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】ヒヤこどもせきどめチュアブル 24錠 ×2 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鎮咳去痰薬」の他の「非麻薬性鎮咳成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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