登録販売者:呼吸器官に作用する薬 咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬) 相互作用

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第2章「呼吸器官に作用する薬」の「咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」の「相互作用」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。

インデックス

  1. 手引き抜粋‐相互作用
  2. コメント・ポイント
  3. 成分以外へのリンク
  4. カタカナ成分へのリンク

手引き抜粋‐相互作用

 復習用に、手引きの「相互作用」部分を抜粋すると…、

 【相互作用】

 「一般用医薬品の鎮咳去痰薬は、複数の有効成分が配合されている場合が多く、」

 「他の鎮咳去痰薬、かぜ薬、抗ヒスタミン成分やアドレナリン作動成分を含有する医薬品(鼻炎用薬、睡眠改善薬、乗物酔い防止薬、アレルギー用薬等)などが併用された場合、」

 「同じ成分又は同種の作用を有する成分が重複摂取となり、効き目が強すぎたり、副作用が起こりやすくなるおそれがある。」

 「一般の生活者においては、「咳止め」と「鼻炎の薬」等は影響し合わないとの誤った認識がなされることが考えられるので、」

 「医薬品の販売等に従事する専門家において適宜注意を促していくことが重要である。」

 …となっています。

コメント・ポイント

 まずもって、併用規定ですが、こういうとアレですが、他の薬と共通する“よくある”ものなので、大丈夫かと思います。

 一般用医薬品とはいえ、成分の重複する薬を併用するのは、効き目が強くなったり副作用が出やすくなったりするので、「ダメ」です。

 つーか、「咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」に限らず、「○○薬と××薬とは、併用していい」というのは、滅多に「ない」です。

 基本的に、併用ダメと押さえておけば、事足りるかと思います。

 出題例としては、「愛媛県 R4 午後第9問」があります。このくらいが関の山かと思います。

 次に、「間違った薬常識」にチェックを入れておきましょう。該当する記述は…、

 「一般の生活者においては、「咳止め」と「鼻炎の薬」等は影響し合わないとの誤った認識がなされることが考えられる

 …のところです。

 実務に絡んでくるところなので、チェックしておきましょう。

 まあ、全体的に、常識的な内容なので、精読していれば、試験的はに大丈夫でしょう。

 以上、「相互作用」でした。

成分以外へのリンク

インデックス

総論・前文

代表的な配合成分、主な副作用

相互作用

受診勧奨等

カタカナ成分へのリンク

麻薬性鎮咳成分

 コデインリン酸塩

 ジヒドロコデインリン酸塩

非麻薬性鎮咳成分

 ノスカピン

 ノスカピン塩酸塩

 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

 チペピジンヒベンズ酸塩

 チペピジンクエン酸塩

 ジメモルファンリン酸塩

 クロペラスチン塩酸塩

 クロペラスチンフェンジゾ酸塩

 フェノールフタリン酸デキストロメトルファン

アドレナリン作動成分

 メチルエフェドリン塩酸塩

 メチルエフェドリンサッカリン塩

 トリメトキノール塩酸塩

 メトキシフェナミン塩酸塩

キサンチン成分

 ジプロフィリン

去痰成分

 グアイフェネシン

 グアヤコールスルホン酸カリウム

 クレゾールスルホン酸カリウム

 エチルシステイン塩酸塩

 メチルシステイン塩酸塩

 カルボシステイン

 ブロムヘキシン塩酸塩

抗炎症成分

 トラネキサム酸

 グリチルリチン酸二カリウム

抗ヒスタミン成分

 クロルフェニラミンマレイン酸塩

 クレマスチンフマル酸塩

 カルビノキサミンマレイン酸塩

殺菌消毒成分

 セチルピリジニウム塩化物

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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