ロートエキス‐鎮暈薬の抗コリン成分

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ロートエキスは、「精神神経に作用する薬」の「鎮暈薬」の「抗コリン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「抗コリン成分

 「抗コリン作用を有する成分は、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させる作用を示す。」

 「スコポラミンを含む成分としてロートエキスロートコン(ナス科のハシリドコロ(略)を基原とする生薬)の抽出物)が配合されている場合もある。」

 …と、相なります。

補足‐生薬

 生薬の「ロートコン」については、「ロートコン」を参考にしてください。

補足‐準用規定

 抗コリン成分の副作用等について、「Ⅲ-3(胃腸鎮痛鎮痙薬)を参照」とあります。

 「ロートエキス」も、参考にしてください。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ロートエキス」は、「鎮暈薬」の「抗コリン成分」として登場します。

 わたしが調べた範囲では、「ロートエキス」が配合された市販の鎮暈薬は、見つかりませんでした。

 こうした市販薬事情を受けてか、本試験でも、あまり出ない成分となっています。

 とはいえ、令和4年度で改正があった成分なので、チェックしておきたいところです。

 優先順位は、「ふつう」です。

過去問○×問題

 ロートエキスは…、

 ① ロートエキス‐抗ヒスタミン成分

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ロートエキス‐抗ヒスタミン成分」ですが、誤った記述です。

 「ロートエキス」は、「抗コリン成分」です。

 よって、①は、「×」となります。

 まあ、試験に出るとしたら、本問のような、基本の「名称‐成分」が一番多いかと思われます。

試験ポイント

 ロートエキスですが、鎮暈薬では、先の例題のような出題が関の山かと思われます。

 強いて言うなら、「スコポラミンを含む成分としてロートエキスがある。」くらいの出題が予想されるくらいです。

 テキストを1~2回精読していれば、十分かと思います。

 当該ロートエキスは、「胃腸鎮痙鎮痛薬」の方で、よくよく出題されるので、こっちで、シッカリ勉強するといいでしょう。

 参考:胃腸鎮痙鎮痛薬:ロートエキス

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。


他のページ

 「鎮暈薬」の「抗コリン成分」へのリンクです。

 スコポラミン臭化水素酸塩

 ロートエキス

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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