ロートエキスは、「精神神経に作用する薬」の「鎮暈薬」の「抗コリン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
ご存じのように、「ロートエキス」は、「鎮暈薬」の「抗コリン成分」として登場します。
わたしが調べた範囲では、「ロートエキス」が配合された市販の鎮暈薬は、見つかりませんでした。
こうした市販薬事情を受けてか、本試験でも、あまり出ない成分となっています。
とはいえ、令和4年度で改正があった成分なので、チェックしておきたいところです。
優先順位は「ふつう」です。
ロートエキスは…、
① ロートエキス‐抗ヒスタミン成分
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ロートエキス‐抗ヒスタミン成分」ですが、全くの誤りです。
ごぞんじのように、「ロートエキス」は、「抗コリン成分」です。
よって、①は、「×」となります。
まあ、試験に出るとしたら、基本の「名称‐成分」が一番多いかと思われます。
ロートエキスですが、手引きでは、「胃腸鎮痙鎮痛薬」の方に比重が置かれています。
よって、本腰を入れるべきは、「胃腸鎮痙鎮痛薬:ロートエキス」の方です。
さて、「鎮暈薬」のロートエキスですが、当該薬では、「スコポラミンを含む成分」を、押えておきましょう。
手引きには…、
「スコポラミンを含む成分としてロートエキス(ロートコン(ナス科のハシリドコロ、Scopoliacarniolica Jacquin 又はScopolia parviflora Nakai の根茎及び根を基原とする生薬)の抽出物)が配合されている場合もある。」
…とあります。
スコポラミン云々は、当該鎮暈薬での固有論点なので、試験に出るとしたら、ここかと思われます。
なお、「ロートコン」は、生薬扱いとなっています。
試験に出る論点が似通っているので、「生薬:ロートコン」を参考にしてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
「鎮暈薬」の「抗コリン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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