「その他」の「ビタミン成分」は、「精神神経に作用する薬」の「鎮暈薬」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
「鎮暈薬」の「その他」に、「ビタミン成分」が述べられています。
当該ビタミン成分ですが、たとえば、「ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)」が市販薬の「【指定第2類医薬品】アネロン「ニスキャップ」 9カプセル 」に配合されています。
かつての試験では、まったくと言っていいほど、出題されていませんでした。
しかし、「R3 新潟県 第67問」の選択肢dにて、真正面から問われています。
優先順位は「低い」ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。
当該ビタミン成分は…、
① 吐きけの防止に働くことを期待して、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、リボフラビン等のビタミン成分が補助的に配合されている場合がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「吐きけの防止に働くことを期待して、ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、リボフラビン等のビタミン成分が補助的に配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
選択肢にある「ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、リボフラビン」は、ビタミン成分です。
んで、当該ビタミン成分の効能は、「吐きけの防止に働くことが期待される」となっています。
よって、①は、「○」となります。
例題の選択肢の文言は、手引きそのままなのですが、今後の出題されるにしても、このレベル(テキストそのままレベル)のものが大半かと思われます。
ビタミン成分の内訳の「ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、リボフラビン」のところを正確に暗記する必要は、「ない」と思います。
たとえば、「吐きけの防止に働くことを期待して、ピリドキシン塩酸塩、“トコフェロール”、リボフラビン等のビタミン成分」ウンヌンといった感じに、変えられて出題されることは、「まず、ない」と思われます。
ニコチン酸アミドがトコフェロール(ビタミンE)に変えられたわけですが、ここまで突っ込んだ問題だと、大半の受験生は、答えられないでしょう。
受験生間で、点差が生まれない以上、追わなくていいと思います。
また、費用対効果的にも、厳密に憶えなくていいと思います。
なお、ピリドキシン塩酸塩は、「ビタミンB6」です。
んで、ニコチン酸アミドは、「ナイアシン」です。
最後のリボフラビンは、「ビタミンB2」です。
主要なビタミンは、その別名まで、押えておきましょう。
参考:ビタミンB2
参考:ビタミンB6
ビタミン成分のポイントです。
先に挙げた「新潟県試験の問題」では、効能の「吐きけの防止に働くことが期待される」のところが問われています。
「ビタミン・・・吐き気」くらいに、押えておきましょう。
「ビタミン成分」は、そう特徴もないので、手薄になるのも仕方がないと思います。
わたしは、全く意に介していませんでしたが、新潟県で出題されたのを見て、目を丸くしました。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。他県でも、本問のように、正面から問われる可能性があります。
ガチ暗記は無用ですが、テキストをシッカリと精読しておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【指定第2類医薬品】アネロン「ニスキャップ」 9カプセル 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鎮暈薬」の「その他」は、本ページのみです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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