ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「鎮暈薬」の「抗ヒスタミン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「抗ヒスタミン成分」
「抗ヒスタミン成分は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。」
「また、抗ヒスタミン成分は抗コリン作用を示すものが多いが、抗コリン作用も乗物酔いによるめまい、吐きけ等の防止・緩和に寄与すると考えられている。」
「このほか、乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分としては、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩等がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」は、「鎮暈薬」の「抗ヒスタミン成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】トラベルミン 6錠 」などがあります。
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は、「医薬品」の「鎮暈薬」では、あまり問われません。定番の「成分名‐名称」を押えておけばよいかと思います。
「適正使用」の論点があり、「適正使用」での出題実績があります。出題例は、「東京都 R3 第109問」といった感じです。
優先順位は、「高い」です。
なお、抗ヒスタミン成分については、ブログの「鎮暈薬の抗ヒスタミン成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」や「抗ヒスタミン成分の憶え方‐登録販売者」も参考にしてみてください。
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は…、
① ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 - 抗ヒスタミン作用
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 - 抗ヒスタミン作用」ですが、正しい記述です。
当該ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は、「抗ヒスタミン成分」です。
ジフェンヒドラ“ミン”サリチル酸塩には、抗ヒスタ“ミン”作用を表す“ミン”が入っているので、「抗ヒスタミン成分」です。
よって、①は、「○」となります。
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩の、その他のポイントです。
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や、内耳の前提における自律神経反射を抑えます。
これは、「抗ヒスタミン成分」一般の説明です。これも、出る可能性があるので、チェックしておきましょう。
また、「眠気を促す作用」があります。乗り物や機械の運転をするときは使用を避けます。
このあたりのことが頭に入っていれば、選択肢はおおむね判別できるはずです。
当該ジフェンヒドラミンサリチル酸塩ですが、「適正使用」でも登場します。
「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」のところに出てきます。
「ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩等のジフェンヒドラミンを含む成分が配合された内服薬、点鼻薬、坐薬、注入軟膏」は、「乳児に昏睡を起こすおそれがあるため」のために、授乳中等の人は、「使用を避ける」となっています。
出題実績のあるところなので、押えておきましょう。
「使用しない 女性系」も、参考にしてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】トラベルミン 6錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鎮暈薬」の「抗ヒスタミン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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