登録販売者:精神神経に作用する薬 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)代表的な配合成分、主な副作用

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の「鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」の「代表的な配合成分、主な副作用」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。

インデックス

  1. 手引き抜粋‐代表的な配合成分、主な副作用
  2. コメント・ポイント
  3. 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分
  4. 成分以外へのリンク

手引き抜粋‐代表的な配合成分、主な副作用

 復習用に、手引きの「代表的な配合成分、主な副作用」部分を抜粋すると…、

 「抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分及び鎮静成分には、いずれも眠気を促す作用がある。」

 「抗コリン成分では、眠気を促すほかに、散瞳による目のかすみや異常なまぶしさを引き起こすことがある。」

 「乗物の運転操作をするときは、乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。

 「なお、乗物酔い防止薬には、主として吐きけを抑えることを目的とした成分も配合されるが、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することは適当でない

 …となっています。

コメント・ポイント

 副作用は、そのすべてが出るようになっています。

 鎮暈薬では、特に、「眠気を促す作用」に、注意してください。

 最優先すべき記述は、「乗物の運転操作をするときは、乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。」です。

 出題例としては、「関西広域連合 R2 第30問」などがあります。

 当該運転操作しないは、「適正使用」でも、問われるところなので、ガチで押えておきましょう。

 参考:適正使用 運転操作しない

 また、当該鎮暈薬の抗コリン成分に限定されるものではないですが…、

 「抗コリン成分では、眠気を促すほかに、“散瞳”による目のかすみや異常なまぶしさを引き起こすことがある。」

 …のところも、要注意です。

 「ひっかけ」問題として、“散瞳”が縮瞳などに変えられるおそれがあるので、意識して見ておいてください。

 最後に、「使用上の注意」についても、見ておくべきで…、

 「なお、乗物酔い防止薬には、主として吐きけを抑えることを目的とした成分も配合されるが、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することは適当でない

 …は、要チェックです。「長野県 R5 第66問」とかの出題例があります。

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分

 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分は、以下のとおりです。

抗めまい成分

 ジフェニドール塩酸塩

抗ヒスタミン成分

 ジメンヒドリナート(ジフェンヒドラミンテオクル酸塩)

 メクリジン塩酸塩

 プロメタジンテオクル酸塩

 クロルフェニラミンマレイン酸塩

 ジフェンヒドラミンサリチル酸塩

抗コリン成分

 スコポラミン臭化水素酸塩

 ロートエキス

鎮静成分

 ブロモバレリル尿素

 アリルイソプロピルアセチル尿素

中枢神経系を興奮させる成分(キサンチン系成分)

 キサンチン系成分(ジプロフィリン、カフェイン類)

局所麻薬成分

 アミノ安息香酸エチル

その他

 ビタミン成分(ピリドキシン塩酸塩、ニコチン酸アミド、リボフラビン等)

成分以外へのリンク

インデックス

総論・前文

代表的な配合成分、主な副作用

相互作用

受診勧奨等

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする