危険物取扱者 甲種の公式過去問の第1問目の解説。第1問は、各類性質に何があるかを問う問題です。本当に、ド定番・ド頻出の問題です。確実に取りましょう。間違えたらしっかり復習です。
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本問のレベルは「やさしい」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
本問は、知識問題です。
どの選択肢も、基礎・基本レベルです。こういう問題を取りこぼさないようにしましょう。
なお、「固体か液体か」については、憶え方あります。
「すぐ憶えられる乙種の液体・固体」を参考をば。
また、各類の「性」については、「工夫して憶える乙種の「○○性」」を一読ください。
選択肢1の「第1類の危険物は酸化性固体で、塩素酸塩類、亜塩素酸塩類等がある。」ですが、正しい記述です。
1類危険物は、「こ・こ・こ・えき・えき・えき」の「こ」なので、「固体」です。
『危険物、最初と最後は、酸化性』なので、1類は、「酸化性」です。
んで、1類には、塩素酸塩類の「塩素酸カリウム」と「塩素酸ナトリウム」が、亜塩素酸塩類の「亜塩素酸ナトリウム」が分類されています。
よって、選択肢は、「○」と相なります。
選択肢2の「第2類の危険物は可燃性固体で、硫黄、黄りん等がある。」ですが、誤った記述です。
2類危険物は、「こ・こ・こ・えき・えき・えき」の「こ」なので、「固体」です。
んで、2類は、「可燃性」です。ここまでは、正しいです。
しかし、2類危険物には、「硫黄」はありますが、選択肢のいう「黄りん」は、含まれていません。
2類にある“りん”は、「赤りん」です。
よって、選択肢は、「×」と相なります。
なお、「黄りん」があるのは、「第3類危険物」の「自然発火性物質・禁水性物質」です。
黄りんは、自然発火する、酸やアルカリと強く反応する等々、実に厄介で危険な物質です。触れるだけでも危険です。
「赤りん」と「黄りん」とでは、子猫と配偶者くらいに違います。
「赤りん」と「黄りん」は、性質が全く異なるのに、“字がよく似ている”ので、くれぐれも、注意してください。
なお、黄りんは、「毒物」に指定されています。
「毒物劇物取扱者」を受験予定の方は、シッカリ見ておきましょう。
参考:毒物劇物取扱者の独学
選択肢3の「第3類の危険物は自然発火性物質及び禁水性物質で、カリウム、アルキルアルミニウム等がある。」ですが、正しい記述です。
3類危険物は、「こ・こ・こ・えき・えき・えき」の「こ」です。
んで、4類の前後は“逆”もあるので、「固体」と「液体」となります。
「物質」は、「固体及び液体」なので、正しいです。
んで、「工夫して憶える乙種の「○○性」」の「35歳で失禁事故」で見たように、3類は、自然発火性物質及び禁水性物質です。
そして、3類危険物には、カリウム、アルキルアルミニウム等が分類されています。
よって、選択肢は、「○」と相なります。
選択肢4の「第5類の危険物は自己反応性物質で、硝酸エステル類、ジアゾ化合物等がある。」ですが、正しい記述です。
5類危険物は、「こ・こ・こ・えき・えき・えき」の「えき」です。
んで、4類の前後は“逆”もあるので、「固体」と「液体」となります。
「物質」は、「固体及び液体」なので、正しいです。
そして、「工夫して憶える乙種の「○○性」」の「35歳で失禁事故」で見たように、5類は、自己反応性物質です。
次に、5類危険物には、「硝酸メチル」や「硝酸エチル」といった硝酸エステル類が、「ジアゾジニトロフェノール」といたジアゾ化合物等があります。ここも、正しいです。
よって、選択肢は、「○」と相なります。
選択肢5の「第6類の危険物は酸化性液体で、硝酸、過酸化水素等がある。」ですが、正しい記述です。
6類危険物は、「こ・こ・こ・えき・えき・えき」の「えき」なので、「液体」で正しいです。
先も述べたように、『最初と最後は、酸化性』なので、6類は、「酸化性」です。
次に、6類危険物には、「硝酸」や「過酸化水素」があります。ここも、正しいです。
よって、選択肢は、「○」と相なります。
本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。
よって…、
正解:2
…と相なります。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:各類性質・・・「ふつう」。
2問:指定数量・・・「ふつう」。
3問:予防規定・・・「ふつう」。
4問:保有空地の幅・・・「ふつう」。
5問:消火器・・・「ふつう」。
6問:屋外タンク貯蔵所 防油堤・・・「ふつう」。
7問:給油取扱所の給油空地・・・「ふつう」。
8問:仮使用・・・「ふつう」。
9問:監督処分・・・「ふつう」。
10問:免状の記載内容・・・「やや難」。
11問:保安講習・・・「ふつう」。
12問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。
13問:貯蔵取扱・・・「ふつう」。
14問:定期点検・・・「ふつう」。
15問:運搬・・・「ふつう」。
16問:燃焼形態・・・「ふつう」。
17問:メタノール燃焼・・・「難」。
18問:燃焼・・・「ふつう」。
19問:帯電防止策・・・「ふつう」。
20問:二酸化炭素消火剤・・・「ふつう」。
21問:混合物・・・「ふつう」。
22問:起電力・・・「ふつう」。
23問:炭化カルシウム純度・・・「難」。
24問:芳香族化合物・・・「ふつう」。
25問:全圧・・・「ふつう」。
26問:性状・・・「ふつう」。
27問:第2類危険物・・・「ふつう」。
28問:危険物の性状・・・「ふつう」。
29問:5類危険物の貯蔵取扱・・・「ふつう」。
30問:保護液貯蔵・・・「ふつう」。
31問:3類消火・・・「ふつう」。
32問:鉄粉火災・・・「ふつう」。
33問:1類性状・・・「ふつう」。
34問:硝酸アンモニウム・・・「ふつう」。
35問:リン化カルシウム・・・「ふつう」。
36問:黄りん・・・「ふつう」。
37問:5類性状・・・「ふつう」。
38問:過酸化ベンゾイル・・・「ふつう」。
39問:硫黄・・・「ふつう」。
40問:有害気体・・・「ふつう」。
41問:アセトアルデヒド・・・「ふつう」。
42問:アニリン・・・「ふつう」。
43問:硝酸・・・「ふつう」。
44問:三フッ化臭素・・・「ふつう」。
45問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
まず、「理系」からです。
テキストは「 わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 第2版 」を…、
問題集は「 本試験によく出る!甲種危険物 第3版 」を利用します。
当該2冊は、「危険物取扱者試験」ではド定番のシリーズで、わたしが受けた試験会場では、半数以上の人が手にしており、あまりの利用率に驚いたくらいです。この2冊を使えば、大丈夫でしょう。
なお、過去問には、「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」がありますが、理系の人は、買わなくていいでしょう。
次に、「文系」です。
詳細は、「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な人は…、
過去問は「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
そして、物化が超絶苦手な人は「 甲種危険物受験の為のわかりやすい物理・化学」を使ってください。
「法令」と「性消」は、乙種のテキストと問題集を再利用します。十分に点が取れます。
おおむね、文系で甲種を受験する人は、わたしのように、受験資格が「4種類(※)」のはずです。テキストと問題集は、「お古」で十分です。わたしは、使い古しのテキストと問題集でざっくり復習し、ほいで、過去問を新たに買ったのですが、これで、9割取れてました。
ところで、乙4とかのテキストを捨ててしまった人は、ド定番の「 わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 第2版 」を使います。
問題集は、過去問で代用できるので、よほど不安な人でない限り、要らないです。
んで、過去問の「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」は、文系の必須教材です。文系の人は、最新版を必ず購入ください。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
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