アーカイブ問題です。新問追加により削除された問題です。危険物取扱者 甲種の公式過去問の第7問目の解説。第7問は、「給油取扱所」を問う問題です。給油取扱所の定番論点で、普通に考えれば解ける問題です。問題自体は難しくありません。不安があるなら、テキストを精読しておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
「給油取扱所」の定番論点です。
深く考えずとも、何となくで答えられるはずです。
“国道沿い”のガソリンスタンドを思い浮かべつつ、解答してみてください。
正解できるとは思いますが、念のため、テキストの精読を推奨します。
選択肢1の「自動車等に給油するために出入する者を対象とした飲食店」ですが、設置可能です。
飲食店のほか、喫茶店、コンビニや展示場も設置可能です。
ドトールコーヒーやコンビニのあるガソリンスタンドは、今では、普通です。また、「展示場」ですが、ガソリンスタンドには、タイヤや中古車が“展示”されています。
選択肢2の「自動車等の洗浄のために出入する者を対象とした店舗」ですが、設置可能です。
長ったらしい、意味の不明瞭な選択肢ですが、要は、当該店舗は、「コンビニ」のことです。
先の選択肢で述べたように、飲食店、喫茶店、コンビニ、展示場は、ガソリンスタンドに設置可能です。
選択肢3の「給油取扱所の管理者が居住する住居」ですが、設置可能です。
家族経営しているガソリンスタンドだと、上記のような住居があります。
ついでに述べると、先の住居のほか、ガソリンスタンドの『事務所』も、設置可能です。
選択肢4の「自動車等の点検・整備を行う作業場」ですが、設置可能です。
多くのガソリンスタンドでは、車の点検・整備をするガレージ的な設備があり、タイヤの空気入れやオイルの交換をしています。
点検・整備の設備が“設置可能”だから、作業しているわけです。
選択肢5の「ガソリンの詰替えのための作業場」ですが、設置はできません。軽いひっかけです。
少し考えればわかりますが、ガソリンはとても気化しやすいです。そういう危険なものの詰め替え場所は、GS内に併置できないです。
よって、選択肢は、「×」と相なります。
なお、“灯油”や“軽油”を詰め替える作業場は、設置可能なので、注意してください。
本問は、“ガソリン”となっているので誤りなのです。
ガソリンスタンドのワンシーンを思い出してみてください。よく、自転車で灯油を買いに来て、自分でポリタンクに注油している人を見かけます。
対して、ガソリンを詰め替えしている人を、見たことはないはずです。ガソリンの詰め替え設備が設置不可だからです。
ガソリンスタンドに設置できないものを、以下に挙げておきます。
ガソリンの詰替えのための作業場。
自動車の噴き付け塗装の設備。
ゲームセンター。
立体駐車場。
診療所。
なお、給油取扱所には、「付随設備」という論点があります。
給油取扱所は、以下の…、
自動車等を洗浄する設備(蒸気洗浄機および洗車機)、
自動車等の点検・整備をする設備、
混合燃料油調合器、
…を設置できます。
これも、甲種では出るので、押えておきましょう。
本問は、「設置することができないものはどれか?」の問題です。
よって…、
正解:5
…と相なります。
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:各類性質・・・「ふつう」。
2問:指定数量・・・「ふつう」。
3問:予防規定・・・「ふつう」。
4問:保有空地の幅・・・「ふつう」。
5問:消火器・・・「ふつう」。
6問:屋外タンク貯蔵所 防油堤・・・「ふつう」。
7問:給油取扱所の給油空地・・・「ふつう」。
8問:仮使用・・・「ふつう」。
9問:監督処分・・・「ふつう」。
10問:免状の記載内容・・・「やや難」。
11問:保安講習・・・「ふつう」。
12問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。
13問:貯蔵取扱・・・「ふつう」。
14問:定期点検・・・「ふつう」。
15問:運搬・・・「ふつう」。
16問:燃焼形態・・・「ふつう」。
17問:メタノール燃焼・・・「難」。
18問:燃焼・・・「ふつう」。
19問:帯電防止策・・・「ふつう」。
20問:二酸化炭素消火剤・・・「ふつう」。
21問:混合物・・・「ふつう」。
22問:起電力・・・「ふつう」。
23問:炭化カルシウム純度・・・「難」。
24問:芳香族化合物・・・「ふつう」。
25問:全圧・・・「ふつう」。
26問:性状・・・「ふつう」。
27問:第2類危険物・・・「ふつう」。
28問:危険物の性状・・・「ふつう」。
29問:5類危険物の貯蔵取扱・・・「ふつう」。
30問:保護液貯蔵・・・「ふつう」。
31問:3類消火・・・「ふつう」。
32問:鉄粉火災・・・「ふつう」。
33問:1類性状・・・「ふつう」。
34問:硝酸アンモニウム・・・「ふつう」。
35問:リン化カルシウム・・・「ふつう」。
36問:黄りん・・・「ふつう」。
37問:5類性状・・・「ふつう」。
38問:過酸化ベンゾイル・・・「ふつう」。
39問:硫黄・・・「ふつう」。
40問:有害気体・・・「ふつう」。
41問:アセトアルデヒド・・・「ふつう」。
42問:アニリン・・・「ふつう」。
43問:硝酸・・・「ふつう」。
44問:三フッ化臭素・・・「ふつう」。
45問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。
まず、「理系」からです。
テキストは「 わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 第2版 」を…、
問題集は「 本試験によく出る!甲種危険物 第3版 」を利用します。
当該2冊は、「危険物取扱者試験」ではド定番のシリーズで、わたしが受けた試験会場では、半数以上の人が手にしており、あまりの利用率に驚いたくらいです。この2冊を使えば、大丈夫でしょう。
なお、過去問には、「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」がありますが、理系の人は、買わなくていいでしょう。
次に、「文系」です。
詳細は、「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な人は…、
過去問は「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」を…、
そして、物化が超絶苦手な人は「 甲種危険物受験の為のわかりやすい物理・化学」を使ってください。
「法令」と「性消」は、乙種のテキストと問題集を再利用します。十分に点が取れます。
おおむね、文系で甲種を受験する人は、わたしのように、受験資格が「4種類(※)」のはずです。テキストと問題集は、「お古」で十分です。わたしは、使い古しのテキストと問題集でざっくり復習し、ほいで、過去問を新たに買ったのですが、これで、9割取れてました。
ところで、乙4とかのテキストを捨ててしまった人は、ド定番の「 わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 第2版 」を使います。
問題集は、過去問で代用できるので、よほど不安な人でない限り、要らないです。
んで、過去問の「 甲種危険物取扱者試験 令和6年版 」は、文系の必須教材です。文系の人は、最新版を必ず購入ください。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。
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