甲種公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 危険物取扱者 甲種の公式過去問の第9問目の解説。第9問は、「監督処分」を問う問題です。乙種に比べると、格段に難しいものとなります。しかし、テキストを精読して、整理して覚えれば、即解できる難易度です。問題そのものは難しくありません。

9問‐監督処分

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

解説

 「監督処分」の定番論点です。

 甲種では、乙種以上に突っ込んだ出題となります。本問は必ず解けるようになっておきましょう。

 『取消+停止』なのか、『停止だけ』なのか、整理して覚えてください。

 まあ、“ヤバイ違反”は「取消+停止」くらいに覚えておけば、選択肢の見当は付くはずです。

選択肢1

 選択肢1の「法令で定める定期点検の時期を過ぎたが、外観上異常がないので、点検時期を次年度に延長することとした。」ですが、これをすると、許可の取消・使用停止命令の処分となります。

 当該定期点検の未実施は、点検制度をガチで無視しているので、素人が考えても、“ヤバイ”です。

 んなもんで、「許可の取消・使用停止命令」の処分に該当する、てな寸法です。

選択肢2

 選択肢2の「貯蔵し、又は取り扱う危険物の数量を変更しないで、製造所等の危険物を取り扱うポンプ設備を、許可を受けずに増設した。」ですが、これをすると、許可の取消・使用停止命令の処分となります。

 当該無許可変更も、素人考えで“ヤバイ”です。危険物の許認可制度を、全く無視しています。

 よって、「許可の取消・使用停止命令」の処分も穏当だ、ってな寸法です。

選択肢3

 選択肢3の「配管の漏えい部分の改修を命ぜられたが、改修の履行期間を過ぎても、そのまま使用を継続した。」ですが、これをすると、許可の取消・使用停止命令の処分となります。

 当該措置命令違反も、“ヤバイ”です。

 いったん、直すように命令を受けているのに、それを無視しているのです。危険なのは言うまでもなく、役所の顔が立ちません。そら、何らかの処分があるに決まっています。

 よって、「許可の取消・使用停止命令」の処分もあり、ってな次第です。

選択肢4

 選択肢4の「製造所等の構造の変更工事が完成したので、完成検査を受ける前に使用を開始した。」ですが、これをすると、許可の取消・使用停止命令の処分となります。

 当該完成検査前使用ですが、「完成検査制度」を根底から無視しています。実に、“ヤバイ”です。

 んなもんで、「許可の取消・使用停止命令」の処分になるのも、仕方がありません。

選択肢5

 選択肢5の「製造所等の位置、構造及び設備の変更を要しない範囲で危険物の品名及び数量を変更したが、届出を行わなかった」ですが、「許可の取消・使用停止命令」の処分は、なされません。

 問題文の言う行為は、ダメはダメなのですが、それほど“致命的なものではない”です。

 そのため、注意や勧告といった軽い処分が下りるかもですが、「許可の取消・使用停止命令」という重い処分まではされない、といった塩梅です。

 なお、届出をせず、これに対して、監督官庁が「届出を出すように」という“措置命令”を発したのに、それを無視していると、「遵守命令違反」に該当するため、「許可の取消・使用停止命令」をくらう可能性があります。

まとめ

 本問は、「許可の取消し又は使用停止を命ぜられる事由に該当しないものどれか?」の問題です。

 よって…、

 正解:5

 …と相なります。

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

法令

 1問:各類性質・・・「ふつう」。

 2問:指定数量・・・「難」。

 3問:予防規定・・・「ふつう」。

 4問:保有空地・・・「ふつう」。

 5問:消火器・・・「ふつう」。

 6問:屋外タンク貯蔵所・・・「ふつう」。

 7問:給油取扱所・・・「ふつう」。

 8問:仮使用・・・「ふつう」。

 9問:監督処分・・・「ふつう」。

 10問:危険物保安監督者・・・「難」。

 11問:移動タンク貯蔵所・・・「ふつう」。

 12問:貯蔵取扱・・・「ふつう」。

 13問:運搬・・・「ふつう」。

基礎知識

 14問:表面燃焼・・・「ふつう」。

 15問:燃焼・・・「難」。

 16問:燃焼点・・・「ふつう」。

 17問:二酸化炭素消火剤・・・「ふつう」。

 18問:混合物・・・「ふつう」。

 19問:起電力・・・「ふつう」。

 20問:炭化カルシウム純度・・・「難」。

 21問:芳香族化合物・・・「ふつう」。

 22問:全圧・・・「ふつう」。

性消

 23問:性状・・・「ふつう」。

 24問:性質・・・「ふつう」。

 25問:黄りん・・・「ふつう」。

 26問:保護液貯蔵・・・「ふつう」。

 27問:3類消火・・・「ふつう」。

 28問:鉄粉火災・・・「ふつう」。

 29問:1類性状・・・「ふつう」。

 30問:硝酸アンモニウム・・・「ふつう」。

 31問:リン化カルシウム・・・「ふつう」。

 32問:黄りん・・・「ふつう」。

 33問:5類性状・・・「ふつう」。

 34問:ジアゾジニトロフェノール・・・「ふつう」。

 35問:硫黄・・・「ふつう」。

 36問:有害気体・・・「ふつう」。

 37問:アセトアルデヒド・・・「ふつう」。

 38問:アニリン・・・「ふつう」。

 39問:硝酸・・・「ふつう」。

 40問:三フッ化臭素・・・「ふつう」。

 41問:過酸化ナトリウム・・・「ふつう」。

独学向け教材

 まず、「理系」からです。

 テキストは「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」を…、

 問題集は「本試験によく出る! 甲種危険物」を利用します。

 当該2冊は、「危険物取扱者試験」ではド定番のシリーズで、わたしが受けた試験会場では、半数以上の人が手にしており、あまりの利用率に驚いたくらいです。この2冊を使えば、大丈夫でしょう。

 なお、過去問には、「甲種危険物取扱者試験」がありますが、理系の人は、買わなくていいでしょう。

 次に、「文系」です。

 詳細は、「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 過去問は「甲種危険物取扱者試験」を…、

 そして、物化が超絶苦手な人は「甲種危険物受験の為の わかりやすい物理・化学 」を使ってください。

 テキストと問題集は、乙種のを再利用します。

 

 おおむね、文系で甲種を受験する人は、わたしのように、受験資格が「4種類(※)」のはずです。テキストと問題集は、「お古」で十分です。わたしは、使い古しのテキストと問題集でざっくり復習し、ほいで、過去問を新たに買ったのですが、これで、9割取れてました。

 ところで、教材類を捨ててしまった人は、ド定番の「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」を使います。問題集は、過去問で代用できるので要りません。

 なお、過去問の「甲種危険物取扱者試験」は、文系の必須教材ですので、必ず購入ください。

 なお、わたしのようにクレカ使用が嫌いな人で、コンビニ支払いが多い人は、「Amazonギフト券(チャージタイプ)」を推薦します。

 1~2%の割引きがあるので、クレカのキャッシュバックを享受できます。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、ボイラーや冷凍機械等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。

危険物取扱者のこまごましたもの

 危険物取扱者に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「危険物取扱者:ブログ記事」をばご参考ください。

 試験科目個々の勉強方法は、文系は「甲種:文系の独学」を、理系は「甲種:理系の独学」を一読をば。

みんなとシェアする