危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「法令(危険物に関する法令)」のうち、「危険物と指定数量」の「指定数量」の一問一答。その2。ポイント・頻出論点を、一問一答形式で勉強する。いやらしい問題が多いので、知識の確認、チェックに有用。
主に、「指定数量」について、思わず“うげっ”と、声が出るような問題を挙げていきます。
「解説」は、下の方にあります。
なお、「指定数量」ですが、憶え方の「指定数量の伝説的憶え方」を、一読願います。
間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。
問1の『アルコール類を「1000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「5倍」となる』ですが、「×」です。
アルコール類の指定数量は、「400リットル」となります。
よって、「1000/400」の「2.5倍」となります。
んなもんで、「×」と相なります。
問2の『エタノールを「1500リットル」貯蔵すると、指定数量は、「3.5倍」となる。』ですが、「×」です。
エタノールは、「アルコール類」なので、指定数量は、「400リットル」です。
よって、「1500/400」の「3.75倍」となります。
こういう風に、(アレ、計算ミスした?!)的な出題もあるので、落ち着いて計算してください。
んなもんで、「×」と相なります。
問3の『1-プロパノールを「1000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「1倍」となる。』ですが、「×」です。
応用問題です。
「1-プロパノール」ですが、これは、「アルコール類」に分類される危険物です。
参考:1-プロパノール、2-プロパノール‐乙4性消ざっくりノート
よって、指定数量は、「400リットル」となります。
ですから、「1000/400」の「2.5倍」となり、「誤り」と相なります。
こういう風に、「指定数量」の問題でありながら、危険物の名称・分類を問う出題もあるので、油断しないでください。
問4の『2-プロパノールの指定数量は、「400ml」である。』ですが、「×」です。
本問も、応用問題です。
「2-プロパノール」ですが、これは、「アルコール類」に分類される危険物です。
あまり試験に出ない危険物だからこそ、こういう問題で使用されます。
「2-プロパノール」は、「アルコール類」と、頭の片隅に置いておきましょう。
参考:1-プロパノール、2-プロパノール‐乙4性消ざっくりノート
さて、「アルコール類」の指定数量は、「400リットル」でした。
しかし、問題文をよく読んでください。
「400“m”l」と、ミリリットルとなっています。
こういう「ひっかけ」も、想定されるので、注意しましょう。
よって、「誤り」と相なります。
問5の『ノルマルプロピルアルコールの指定数量は、「400l」である。』ですが、「○」です。
先問と同じ趣旨の問題です。
「ノルマルプロピルアルコール」という危険物が、「アルコール類」だと知っていれば、解けます。
ノルマルプロピルアルコールは、「アルコール類」で、指定数量は、「400リットル」です。
んなもんで、「正しい」と相なります。
以上、「危険物と指定数量」の「指定数量」の「指定数量」の一問一答でした。
基礎・基本レベルです。