危険物取扱者 乙種4類(乙4)の法令で頻出なのが「指定数量」。独学者に乙4の指定数量の伝説的な語呂を紹介する。一番これがしっくり来ると思われる。通勤・通学時に3日も唱えたらまず忘れない。
乙種4類(乙4)の指定数量の憶え方は、伝説の憶え方があります。
「5時だよ、兄さん、ひとふろ、わんだふる」です。
当該語呂は、わたしのオリジナルではありませんが、徹底して助けられたので、ここで紹介しておきたいです。
個人的には、最高峰の語呂合わせだと思っています。
なお、出展は「乙4のテキスト・問題集」で紹介している「チャレンジライセンス」です。
「5時だよ、兄さん、ひと・ふ・ろ(一風呂)、わんだふる」ですが…、
「5時」は、「特殊引火物の50リットル」で…、
「兄さん(2さん)」は、「第1石油類の200リットル」で…、
「ひと」は、「第2石油類の1,000リットル」で…、
「ふ」は、「第3石油類の2,000リットル」で…、
「ろ」は、「第4石油類の6,000リットル」で…、
「わん(だふる)」は、「動植物油脂の10,000リットル」…、
…といった塩梅です。
補足すると、「ひと」が「“1”,000リットル」となるのは、数字の“1”が「ひとつ」と読めるからです。
「ふ」が「“2”,000リットル」となるのも、同様に、数字の“2”が「ふたつ」と読めるからです。
「ろ」は「6(ろく)」の「ろ」です。
「わん(だふる)」の「わん」は、「“1”0,000」の「“1”」を英語表記して「わん」です。
さて、乙4には、7つの品名があります。
上記の語呂には、「アルコール類」と「水溶性の危険物」とが、載っていません。
「水溶性の危険物」は、カンタンです。
それぞれの該当する品名の指定数量を「2倍」すればいいだけです。
第1石油類の水溶性の指定数量は、「200リットル×2」の「400リットル」です。
第2石油類の水溶性の指定数量は、「1,000リットル×2」の「2,000リットル」です。
第3石油類の水溶性の指定数量は、「2,000リットル×2」の「4,000リットル」です。
先の「5時だよ、兄さん、ひと・ふ・ろ(一風呂)、わんだふる」を頭に刻んで、「水溶性は倍」と憶えれば事が済む、という塩梅です。
残る「アルコール類」ですが、これはもう、適当に憶えましょう。
第1石油類(200リットル)の倍の「400リットル」くらいに、捉えておけば、大丈夫です。
不謹慎ですが、わたしは、「アルコール、飲みすぎて、死ぬ」と憶えました。
「死ぬ」→「しぬ」→「し」→「4」という塩梅です。
「4」は、「よん」ではなく、「し」と読むのがコツです。
当該指定数量の語呂は、確実に頭に叩き込んで、100%正確に展開できるようにしてください。
というのも、応用問題を解く際に、必要になるかもしれないからです。
法令の規定では、「指定数量以上の場合はホニャララ」とか「未満の場合ではホニャララ」といったものがあります。
たとえば、「運搬」の際の「標識」です。
指定数量“以上”の危険物を運搬する際は、「危」の標識を車両に設けないといけません。
で、問題文には、「ガソリンを100リットル運んでいる」と指定されているわけです。
ガソリンの指定数量は「200リットル」ですから、当該運搬は「指定数量未満」です。
ですから、このケースでは、「危」の標識が要らない、といった塩梅です。
このような応用問題も、出題可能性が高いので、しっかり、憶えておきましょう。
堂々とぱくってしまいましたが、「5時だよ、兄さん、ひとふろ、わんだふる」は、「1192つくろう鎌倉幕府」なみの、最高峰に近い語呂だと思います。
通勤・通学時に、20回、唱えてみてください。今後、間違うことは絶対にないはずです。
指定数量の計算では、この語呂が頭に入っていないと、まず点数が取れないので、しっかり憶えておきましょう。
『心の軍師』に、『5時だよ、兄さん、ひとふろ、わんだふる』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2016年12月13日 10:51 AM
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