危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「法令(危険物に関する法令)」のうち、「危険物と指定数量」の「指定数量」の一問一答。その3。ポイント・頻出論点を、一問一答形式で勉強する。いやらしい問題が多いので、知識の確認、チェックに有用。
主に、「指定数量」について、思わず“うげっ”と、声が出るような問題を挙げていきます。
「解説」は、下の方にあります。
なお、「指定数量」ですが、憶え方の「指定数量の伝説的憶え方」を、一読願います。
間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。
問1の『灯油を「4000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「2倍」となる。』ですが、「×」です。
「灯油」は、「第2石油類」の「非水溶性」の危険物です。
よって、指定数量は、「1000リットル」となります。
ですから、「4000/1000」の「4倍」となります。
んなもんで、「誤り」と相なります。
問2の『軽油を「2000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「2倍」となる。』ですが、「○」です。
「軽油」は、先に見た「灯油」同様に、「第2石油類」の「非水溶性」の危険物です。
よって、指定数量は、「1000リットル」となります。
ですから、「2000/1000」の「2倍」となります。
んなもんで、「正しい」と相なります。
問3の『アクリル酸を「1000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「1倍」となる。』ですが、「×」です。
「アクリル酸」ですが、これは、「第2石油類」の「水溶性」の危険物です。
水溶性の指定数量は、「非水溶性の2倍」でした。
第2石油類の非水溶性の指定数量は「1,000リットル」でしたから、水溶性のそれは「1000*2」の「2000リットル」となります。
よって、「1000/2000」の「0.5倍」となり、選択肢は、「誤り」と相なります。
問4の『酢酸を「1000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「0.5倍」となる』ですが、「○」です。
「酢酸」ですが、これも、「第2石油類」の「水溶性」の危険物です。
“酢”だけに、水に溶けます。
指定数量は、先に見たように、「2000リットル」です。
「1000/2000」で「0.5倍」となり、選択肢は、「正しい」と相なります。
問5の『プロピオン酸を「1000リットル」貯蔵すると、指定数量は、「2倍」となる。』ですが、「×」です。
あまり出題されない「プロピオン酸」で、指定数量を計算する問題です。
乙4は、「難化」傾向にあるので、マイナーな危険物でも、頭に入れておきましょう。
さて、「プロピオン酸」ですが、これも、「第2石油類」の「水溶性」の危険物です。
よって、指定数量は、「2000リットル」となります。
「1000/2000」で「0.5倍」となり、選択肢は、「誤り」と相なります。
以上、「危険物と指定数量」の「指定数量」の「指定数量」の一問一答でした。
基礎・基本レベルです。