登録販売者 東京都 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第4問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「アレルギー(過敏反応)」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

東京都 第4問‐アレルギー(過敏反応)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギ ーがある人では使用を避けなければならない場合がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。難しく考えないで、解答してください。

 「食べ物アレルギー系(牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ 」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態な どの場合には、医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを生じることがある。」ですが、正しい記述です。

 手引きには…、

 「普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下し ている状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを生 じることがある。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、手引きの記述の続きですが…、

 「また、アレルギーには体質的・遺伝的な要素もあり、アレルギーを起こし やすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である」

 …となっています。

 これも出るので押えておきましょう。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質とはならない。」ですが、誤った記述です。

 添加物もアレルゲンとなります。

 手引きには…、

 「医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物 も、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る。」

 「アレルゲンとなり得る添 加物としては、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫 酸カリウム等)等が知られている。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 アレルゲンの具体的なやつ、黄色4号(タートラジン)とかも問われることがあるので、何が添加物かは認識できるようになっておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「アレルギー症状は、結膜炎症状や鼻炎症状、蕁 麻疹 や湿疹 等の皮膚症状及び血管性浮腫のようなやや 広い範囲にわたる腫れ等が生じることが多い。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「アレルギーにより体の各部位に生じる炎症等の反応をアレルギー症状といい、 流涙や眼の痒 み等の結膜炎症状、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、蕁 麻疹 や湿疹 、かぶれ等の 皮膚症状、血管性浮腫のようなやや広い範囲にわたる腫れ等が生じることが多い。」

 …とあります。

 不安な人は、テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、「血管性浮腫」ですが、「注記」の文言で、他県で出題実績があります。その「注記」ですが…、

 「皮膚の下の毛細血管が拡張して、その部分に局所的な腫れを生じるもので、蕁麻疹 と異なり、痒みを生じることは少ない。 全身で起こり得るが、特に目や口の周り、手足などで起こる場合が多い」

 …となっています。

 余裕があれば、押えておきましょう。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:アレルギー(過敏反応)

 5問:医薬品の副作用

 6問:不適正な使用と副作用

 7問:食品との相互作用

 8問:年齢区分

 9問:小児等

 10問:高齢者

 11問:妊婦等

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:適切な医薬品選択と受診勧奨

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:サリドマイド訴訟

 18問:スモン訴訟

 19問:HIV訴訟・CJD訴訟

 20問:薬害訴訟

令和7年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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