本問は、「適正使用」の「医薬品副作用被害救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず副作用による一定の健康被害が 生じた場合について、被害者の迅速な救済を図るため、製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運 用が開始された。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を図るため、 製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として1980年5月より運営が開始された」
…とあります。
こういう記述も出るので、シッカリ読み込んでおきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「医薬品を適正に使用した場合であっても、要指導医薬品又は一般用医薬品の一部には、救済制度の対象 とならない医薬品がある」ですが、正しい記述です。
「救済制度」の対象外のものは、要指導医薬品又は一般用医薬品では…、
・殺虫剤・殺鼠剤
・殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)
・一般用検査薬
・一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)
…となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「健康被害を受けた本人(又は家族)への給付は、医学的薬学的判断を要する事項について薬事審議会の 諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づいて行われる。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「健康被害を受けた本人(又は家族)の給付請求を受けて、その健康被害が医薬品の副作用によ るものかどうか、医薬品が適正に使用されたかどうかなど、」
「医学的薬学的判断を要する事項につ いて薬事審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づいて、医療費、障害年 金、遺族年金等の各種給付が行われる」
…とあります。
繰り返しますが、こういう記述も出ます。特に、太文字部分に注意してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「給付の種類としては、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金及び葬祭 料があり、給付の種類によっては請求期限が定められているため、注意する必要がある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
救済制度の請求期限は、以下の通りです。
「医療費」は、「費用の支払いが行われたときから5年以内」です。
「医療手当」は、「請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内」です。
「遺族年金」は、「死亡のときから5年以内」です。
「遺族一時金」も、「死亡のときから5年以内」です。
「葬祭料」も、「死亡のときから5年以内」です。
まずもって、数字ですが、ざっくりと「き・ゆ・う・さ・いの5文字で5年」と憶えるといいでしょう。
んで、「請求期限がないもの」は、「障害系」で…、
「障害年金」と「障害児養育年金」が該当します。
手引きにはその理由が記載されていませんが、「障害」というのは、いつ発症するかわからないため、「請求期限なし」としているように思われます。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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