第2問は、「基本知識」の「医薬品のリスク評価」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ヒトを対象とした臨床試験により求められる50%致死量をLD50といい、薬物の毒性の指標として用いられる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ヒト」のところです。
正しくは、「動物実験」です。
選択肢の数字部分の「50%致死量・・・LD50」のところも、押えておきましょう。ときどき、問われています。
「基本知識の数字」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「医薬品に対しては、製造販売後の調査及び試験の実施の基準としてGood Vigilance Practice(GVP)が制定されている」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「製造販売後の調査及び試験の実施の基準」は、「 Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」です。
んで、選択肢にある「Good Vigilance Practice(GVP)」は、「製造販売後安全管理の基準」です。
このあたりのアルファベットの略語は、ド定番なので、「「リスク評価基準」の憶え方‐GLP、GCP、GPSP、GVP」などで、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「医薬品の効果とリスクは、用量と作用強度の関係(用量-反応関係)に基づいて評 価される。」ですが、正しい記述です。
昔から、「用量と作用強度の関係」のあたりは、よく問われているところなので、テキストを精読しておきましょう。
なお、本問は、令和4年度の改正事項です。
改正については、「R4 基本知識改正」も、一読願います。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「新規に開発される医薬品のリスク評価は、医薬品開発の国際的な標準化(ハーモナ イゼーション)制定の流れのなかで、医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、単回 投与毒性試験、反復投与毒性試験などの毒性試験が厳格に実施されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
なお、他県では、当該記述が正面から問われたことがあります。
しかし、「難問枠」での出題だったので、よほどに余裕がない限り、追及する必要はないと思います。
ざっくりテキストを見ておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
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