第3問‐奈良県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「医薬品の副作用」の問題です。難しいところはありません。テキストを精読していれば、おおむね解ける選択肢ばかりです。問題文をよく読んで、常識的に考えれば解ける問題です。

第3問‐医薬品の副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般用医薬品では、重大な副作用の兆候が現れたときでも、使用中断による不利益 を回避するため、使用を継続することが必要である。」ですが、正しい記述です。

 配偶者のやることのように、全く違います。

 一般用医薬品ですが、重大な副作用の回避を優先します。

 選択肢のように、副作用の兆候があるのに、使用を継続してはいけません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「副作用は、血液や内臓機能への影響のように、明確な自覚症状として現れないこと もある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 たとえば、「消化性潰瘍」や「軽度の肝機能障害」は、自覚症状に乏しいケースがあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品を使用する人が、副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種 類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要 となる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する 医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 副作用の定義は、「穴埋め」問題でも、よくよく出ます。

 他県では、当該記述が1問丸ごとで出題されたりします。

 選択肢の太文字部分は、ガチ暗記しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:医薬品の副作用

 4問:アレルギー(過敏反応)

 5問:医薬品の不適正な使用と副作用

 6問:医薬品の相互作用

 7問:医薬品と食品との飲み合わせ

 8問:小児等の医薬品の使用

 9問:高齢者

 10問:妊婦又は妊娠していると思われる女性

 11問:医療機関で治療を受けている人

 12問:プラセボ効果

 13問:医薬品の品質

 14問:一般用医薬品の役割

 15問:セルフメディケーション

 16問:一般用医薬品の定義

 17問:販売時のコミュニケーション

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和4年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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