本問は、「適正使用」の「医薬品の副作用等の報告」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「身体の変調・不調、日常生活に支障を来すが入院治療を必要としない程度の健康 被害については、報告の対象とならない。」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「医薬品等によるものと疑われる、身体の変調・不調、日常生活に支障を来す程度の健康被害(死亡を含む。)について報告が求められている」
…とあります。
よって、身体の変調・不調、日常生活に支障を来したものなら、報告対象となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の言う「入院」ウンヌンは、「救済制度」のものです。
「入院を必要とする程度の医療」が救済制度の対象なわけですが、この規定と、ごっちゃにしないようにしましょう。
選択肢2の「安全対策上必要があると認めるときは、医薬品の過量使用や誤用等によるものと 思われる健康被害についても報告がなされる必要がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「登録販売者は、保健衛生上の危害の発生又は拡大防止の観点から、報告の必要性 を認めた場合においては、30日以内に都道府県知事に報告しなければならない」ですが、誤った記述です。
医薬関係者の副作用報告ですが、これといった期限がありません。
また、報告先は、総合機構です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「適正使用の「医薬関係者の副作用報告」と「企業からの副作用等の報告」の期限のまとめと憶え方 」も、参考にしてください。
選択肢4の「報告内容の正確性を高めるため、報告様式には患者のイニシャル、性別、身長及 び体重をすべて記載しなければならない。」ですが、誤った記述です。
報告の迅速性を担保することから、記入欄のすべてに記入する必要はないです。
よく出ます。テキストで確認しておきましょう。
なお、「医薬品安全性情報報告書」の画像は、下です。
報告書に書くのは、「イニシャル」です。
名前を実名で書きません。
また、先の画像を見てもらえばわかるように、報告書に、住所を書く欄はありません。
よって、住所を報告書に書く必要はありません。(欄がないので書けないです。)
これら「氏名」と「住所」は、他県で、出題実績があるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする