本問は、「適正使用」の「添付文書の使用上の注意」についての問題です。小難しい選択肢が2つありますが、大丈夫でしょう。残りは、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「「相談すること」には、その医薬品を使用する前に、その適否について専門家に相 談した上で適切な判断がなされるべきである場合について記載されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。正しい記述です。解説のしようがありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「「相談すること」の項目に記載される「薬などによりアレルギー症状を起こしたこ とがある人」には、他の医薬品でアレルギーの既往歴があっても、その医薬品によ りアレルギー症状を起こしたことがない人は該当しない。」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「その医薬品を使用してアレルギー症状を起こしたことはなくても、他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人や、アレルギー体質の人は、」
「一般にアレルギー性の副作用を生じるリスクが高く、その医薬品の使用の適否について慎重な判断がなされるべきであり、」
「やむを得ず使用する場合には、アレルギー性の副作用の初期症状等に留意しながら使用される必要がある」
…とあります。
このように、アレルギー体質の人等は、その薬でアレルギー症状が出なくても、アレルギーが出やすいので、「相談すること」の「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」に含まれます。
まあ、選択肢の記述が、なんでわざわざそんな風にするの?という感じで、少しおかしいので、ここからも、誤りと推測できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「「その他の注意」には、副作用と考えられる症状を生じた場合や、症状の改善がみ られない場合の対応が記載されている」ですが、誤った記述です。
副作用なのですから、「その他」に分類すべきではないですね。
「その他の注意」には、「容認される軽微なものについては、「次の症状が現れることがある」として記載されている」となっています。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品で は、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載されている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
なお、「医薬品」では、小児の年齢区分に、「12歳未満」や「3歳未満」等の表記がありましたが、「適正使用」においては、選択肢のように、「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」となります。
「医薬品」と「適正使用」とで、分けて考えてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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