第61問‐関西広域連合 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「消化管」についての問題です。すべて基礎・基本事項です。テキストをきっちり読み込んでおきます。

第61問‐消化管

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が逆流しないように防 いでいる。」ですが、正しい記述です。

 「食道」の正しい記述です。解説のしようがありません。

 各器官の定義と構成は、よく出るようになっています。

 「消化器系、口腔、咽頭・食道」やテキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「胃で分泌されるペプシノーゲンは、胃酸によりペプシンとなって、脂質を 消化する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「脂質」のところです。

 正しくは、「タンパク質」です。

 カタカナ語句については、「ペプシノーゲン・ペプシン・ペプトン(胃)」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「小腸は全長6~7mの臓器で、十二指腸、回腸、盲腸の3部分に分かれる。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「盲腸」のところです。

 正しくは、「回腸」です。

 どの県でも、小腸の定義がよく問われています。「胃、小腸、胆嚢、肝臓」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、数字の「全長6~7m」は、正しい記述です。ここも、チェックしておきましょう。

 参考:人体の数字1

選択肢d

 選択肢dの「大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類) を発酵分解する。」ですが、正しい記述です。

 「大腸」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。」

 「大腸の粘膜上皮細胞は、腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分を、その活動に利用し ており、大腸が正常に働くには、腸内細菌の存在が重要である。」

 …とあります。

 ゆえに、食物繊維が大事なわけですね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化管

 62問:肝臓・胆嚢

 63問:呼吸器系

 64問:循環器系

 65問:血液

 66問:目

 67問:鼻・耳

 68問:皮膚

 69問:骨組織

 70問:脳や神経系の働き

 71問:内服薬の有効成分の吸収

 72問:薬の代謝・排泄

 73問:剤形

 74問:外用薬の剤形

 75問:全身的に現れる医薬品の副作用

 76問:精神神経系に現れる副作用

 77問:消化器系に現れる副作用

 78問:呼吸器系に現れる副作用

 79問:循環器系に現れる副作用

 80問:感覚器系に現れる副作用

令和5年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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