トリメブチンマレイン酸塩は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「整腸成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「トリメブチンマレイン」
「消化管(胃及び腸)の平滑筋に直接作用して、」
「消化管の運動 を調整する作用(消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働く。)があるとされる。」
「まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。」
「肝臓病の診断を受けた人では、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
…と、相なります。
ご存じのように、「トリメブチンマレイン酸塩」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「整腸成分」に登場します。
市販薬には、「 【第2類医薬品】タナベ胃腸薬<調律> 60錠 」などがあります。
当該成分は、「茨城県 R3 第82問」や「茨城県 R5 第85問」、「奈良県 R3 第70問」や「愛媛県 R4 午後第16問」と、出題されるようになっています。
副作用もあり、禁忌もありで、傾向的に“狙われてしかるべき成分”です。押えておくべきです。
優先順位は、「ふつう」です。
当該成分は…、
① トリメブチンマレイン酸塩は、胃・腸の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する働きがあるとされる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「トリメブチンマレイン酸塩は、胃・腸の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する働きがあるとされる」ですが、正しい記述です。
先の手引きを挙げたように…、
「消化管(胃及び腸)の平滑筋に直接作用して、消化管の運動 を調整する作用(消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働く。)があるとされる。」
…となっています。
テキストを精読しておきましょう。
よって、①は、「○」となります。
当該トリメブチンマレイン酸塩が、先に見たように、まれな重篤な副作用に「肝機能障害」があります。
よって、「肝臓病」の人は、「相談すること」となっています。
当該副作用と禁忌は、出題実績があります。「新潟県 R5 第85問」です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておくべきです。
あとは、「胃・腸の平滑筋に直接作用」くらいを押さえておけば、鉄壁かと思います。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第2類医薬品】タナベ胃腸薬<調律> 60錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「整腸成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする