サルファ剤(スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 サルファ剤は、「眼科用薬」の「抗菌成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「抗菌作用‐サルファ剤

 「細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として、」

 「スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム等のサルファ剤が用いられる。」

 「なお、すべての細菌に対して効果があるというわけではなく、また、ウイルスや真菌の感染に対する効果はないので、」

 「3~4日使用しても症状の改善がみられない場合には、眼科専門医の診療を受けるなどの対応が必要である。」

 「サルファ剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人では、使用を避けるべきである。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「サルファ剤」は、「眼科用薬」の「抗菌成分」として登場します。

 市販薬には、「【第2類医薬品】マリンアイ抗菌S 10mL 」などがあります。

 試験には、そこそこ出ます。

 大概は、「島根県 R4 午後第29問」のように、選択肢の1つくらいの出題です。

 しかし、「関西広域連合 R3 第47問」のように、1問丸ごとで問われたケースもあるので、シッカリと見ておくべきです。

 優先順位は「高い」です。

過去問○×問題

 サルファ剤は…、

 ① スルファメトキサゾール ― 収斂作用

 ② スルファメトキサゾールは、ウイルスや真菌の感染による症状の改善を目的として配合されている。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説①

 先の○×問題の解説です。

 ①の「スルファメトキサゾール ― 収斂作用」ですが、誤った記述です。

 登録販売者試験でよくある問題です。

 スルファメトキサゾールは、「抗菌作用」があります。

 よって、①は、「×」となります。

解説②

 ②の「スルファメトキサゾールは、ウイルスや真菌の感染による症状の改善を目的として配合されている」ですが、誤りです。

 スルファメトキサゾールなどのサルファ剤は、すべての細菌に効くわけではないです。

 また、ウイルスや真菌の感染に対しては、効果がありません。

 何に効くかは定番論点なので、ガチで押えておきましょう。

 よって、②は、「×」となります。

試験ポイント

 抗菌成分は、細菌感染による結膜炎、ものもらい(麦粒種)、眼瞼炎などの化膿性の症状を改善する目的で配合されます。

 「ひっかけ」的な出題がありました。

 「福岡県 R2 第87問」の「イ」なのですが、「細菌感染」のところが、「“ウイルス”感染」と変えられていました。

 読み飛ばしがちなところなので、テキストは、精読を心がけてください。

 次に、サルファ剤でアレルギーが出た人は、使用を避けます。

 当該アレルギーの既往歴も、よく出るようになっているので、チェックしておきましょう。

 最後に、憶え間違いに注意です。

 「“ス”ルファメトキサゾール」です。頭文字は「ス」です。

 わたしは誤って、「“サ”ルファメトキサゾール」と憶えて恥をかいたので、用心してください。

数字チェック

 当該サルファ剤ですが、受診勧奨に数字が出ています。

 手引きでは…、

 「なお、(サルファ剤は)すべての細菌に対して効果があるというわけではなく、また、ウイルスや真菌の感染に対する効果はないので、3~4日使用しても症状の改善がみられない場合には、眼科専門医の診療を受けるなどの対応が必要である。」

 …と、あります。

 「サルファ」の「4文字」で「4日」と、憶えるといいでしょう。

 なお、数字については、「医薬品の数字9」も、一読願います。

別名を押さえよ

 「サルファ剤」ですが、別名の「スルファメトキサゾール」や「スルファメトキサゾールナトリウム」で、出題されることが多いです。

 「サルファ剤」だけでなく、別名の2つも、押さえておく必要があります。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【第2類医薬品】マリンアイ抗菌S 10mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「眼科用薬」の他の「抗菌成分」へのリンクです。

 サルファ剤(スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム)

 ホウ酸

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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