76問‐福岡県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「瀉下薬」の問題です。 生薬の選択肢が1つありますが、最終解答には影響しません。残る選択肢は、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

76問‐瀉下薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「ヒマシ油は、ヒマシを圧搾して得られた油を用いた生薬で、大腸でリパーゼの働きによって 生じる分解物が、大腸を刺激することで 瀉下作用をもたらす。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「大腸」のところです。

 「ヒマシ油」ですが、これは、「小腸刺激性瀉下成分」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「センナが配合された 瀉下薬は、流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠して いると思われる女性は使用を避けるべきである」ですが、正しい記述です。

 生薬の「センナ」に限らず、瀉下成分には、選択肢の言うような「妊婦等」への禁忌があります。

 「適正使用」の「使用しない 女性系」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「ダイオウは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに 糞便 を柔らかくすることによる 瀉下作用を目的として配合される。」ですが、誤った記述です。

 「ダイオウ」は、「大腸刺激性瀉下成分」です。

 「腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透」ウンヌンなのは、「膨潤性瀉下成分」の「カルメロースナトリウム」などです。

 全国的に、マイナーな成分が正面から問われているので、「膨潤性瀉下成分」も、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ジオクチルソジウムスルホサクシネートは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示すようになる」ですが、誤った記述です。

 「ジオクチルソジウムスルホサクシネート」は、「腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる」です。

 マイナーな成分も、油断しないでください。

 なお、選択肢の言う「大腸に生息する腸内細菌」ウンヌンなのは、「大腸刺激性瀉下成分」の「センナ」や「センノシド」です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ及びかぜ薬・・・「ふつう」。

 62問:かぜ薬(総合感冒薬)・・・「ふつう」。

 63問:漢方処方製剤(かぜ)・・・「ふつう」。

 64問:解熱鎮痛薬の働き・・・「ふつう」。

 65問:解熱鎮痛薬・・・「ふつう」。

 66問:解熱鎮痛薬に含まれる成分・・・「難」。

 67問:眠気を促す薬・・・「ふつう」。

 68問:ブロモバレリル尿素・・・「ふつう」。

 69問:カフェイン・・・「ふつう」。

 70問:小児鎮静薬(生薬)・・・「ふつう」。

 71問:呼吸器官や鎮咳去痰薬・・・「やや難」。

 72問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 73問:口腔咽喉薬及び含嗽薬・・・「ふつう」。

 74問:口腔咽喉薬及び含嗽薬に配合される成分・・・「ふつう」。

 75問:胃腸薬・・・「ふつう」。

 76問:瀉下薬・・・「ふつう」。

 77問:強心薬・・・「やや難」。

 78問:高コレステロール改善薬・・・「ふつう」。

 79問:貧血及び貧血用薬・・・「ふつう」。

 80問:漢方処方製剤(痔)・・・「ふつう」。

 81問:婦人薬・・・「ふつう」。

 82問:加味逍遙散・・・「ふつう」。

 83問:婦人薬・・・「ふつう」。

 84問:アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 85問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 86問:漢方処方製剤(内服アレルギー用薬)・・・「やや難」。

 87問:急性鼻炎及び鼻に用いる薬・・・「ふつう」。

 88問:眼科用薬及び点眼方法・・・「ふつう」。

 89問:眼科用薬の配合成分・・・「ふつう」。

 90問:皮膚に用いる薬・・・「ふつう」。

 91問:皮膚に用いる薬の配合成分・・・「ふつう」。

 92問:みずむし及び抗真菌作用・・・「やや難」。

 93問:皮膚に用いる薬の配合成分とその作用・・・「ふつう」。

 94問:毛髪用薬・・・「ふつう」。

 95問:口の中の疾患・・・「ふつう」。

 96問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 97問:漢方処方製剤(滋養強壮保健薬)・・・「ふつう」。

 98問:衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤・・・「やや難」。

 99問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 100問:妊娠及び妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R3 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R3 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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