カルメロースナトリウムは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「膨潤性瀉下成分」
「腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を目的として、」
「カルメロースナトリウム(別名カルボキシメチルセルロースナトリウム)、カルメロースカルシウム(別名カルボキシメチルセルロースカルシウム)が配合されている場合がある。」
「膨潤性瀉下成分が配合された瀉下薬については、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」
…と、相なります。
ご存じのように、「カルメロースナトリウム」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」に登場します。
市販薬には、「 【第3類医薬品】ザ・ガードコーワ整腸錠PC 560錠 」などがあります。
当該成分は、ほとんど試験には出なかったのですが、「奈良県 R5 第72問」などのように、問われるようになっています。
基本事項は、押えておくべきです。
優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① カルメロースナトリウムは、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「カルメロースナトリウムは、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」ですが、正しい記述です。
「使用上の注意」からの出題です。
先の手引き抜粋で見たように…、
「膨潤性瀉下成分が配合された瀉下薬については、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」
…となっています。
当該カルメロースナトリウムは、「膨潤性瀉下成分」に該当するので、選択肢のいう「十分な水分摂取」が重要となります。
よって、①は、「○」となります。
「膨潤性瀉下成分」は、出題実績がほとんどないのですが、例題で見たように、「使用上の注意」があるので、これは、押えておきましょう。
あとは、「別名」での出題も可能性があります。
たとえば、先に見た例題が、「カルボキシメチルセルロースナトリウムは、その効果を高めるため、使用と併せて十分な水分摂取がなされることが重要である。」などと出題されるってな塩梅です。
ガチ暗記は無用ですが、別名の「カルボキシメチルセルロースナトリウム」は、チェックしておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「膨潤性瀉下成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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