ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「その他」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)」
「腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる。」
…と、相なります。
ご存じのように、「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「その他」に登場します。
市販薬には、「 【第2類医薬品】コーラックII 120錠 」などがあります。
当該成分は、「栃木県 R4 第86問」や「東京都 R4 第73問」など、そこそこ試験に出ています。
優先順位は、「高い」です。
当該成分は…、
① ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)―― 止瀉
② ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている。
③ ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることが期待して用いられる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)―― 止瀉」ですが、誤った記述です。
要注意問題です。
こんな風に、ストレートに聞かれると、(アレレ)となります。
当該ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)ですが、「腸内容物への水分の浸透性を高めて糞便の水分量を増やし、柔らかくする働き」があります。
よって、「瀉下」系の成分であることがわかります。
「瀉下(下剤)」と「止瀉(下痢止め)」は、結構、混乱する語句なので、意識して見ておきましょう。
よって、①は、「×」となります。
②の「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促す」のところです。
正しくは、「腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられる」です。
なお、問題文のいう「ガスによって便通を促す」ウンヌンなのは、「マルツエキス」が該当します。
よって、②は、「×」となります。
③の「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることが期待して用いられる」ですが、正しい記述です。
基本論点です。
当該成分は、おおむね、こういう出題が多いです。たとえば、「茨城県 R4 第86問」です。
テキストを精読しておきましょう。
③は、「○」となります。
「ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)」は、昔から、そこそこ出る成分です。
“舌を噛みそうな長ったらしい名前”ですが、その名称と作用「便水分アップで柔らかく」は、頭に入れておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第2類医薬品】コーラックII 120錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「その他」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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