ビタミンB2‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ビタミンB2は、「滋養強壮保健薬」の「主たる配合成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント1‐くだらない憶え方
  6. 試験ポイント2‐副作用
  7. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄 養素である。」

 「ビタミンB2主薬製剤は、リボフラビン酪酸エステル、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビンリン酸エステルナトリウム等が主薬として配合された製剤で、」

 「口角炎(唇の両端の腫れ・ひび割れ)、口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ)、口内炎、舌の炎症、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび・吹き出物、肌あれ、赤ら顔に伴う顔のほてり、目の充血、目の痒みの症状の緩和、」

 「また、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時におけるビタミンB2の補給に用いられる。」

 「ビタミンB2の摂取により、尿が黄色くなることがある。」 」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ビタミンB2」は、「滋養強壮保健薬」の「主たる配合成分」として登場します。

 市販薬には、「【指定第2類医薬品】パンビタンハイ 240錠 」などがあります。

 当該成分は、ビタミン類でのド頻出事項です。優先順位は「とても高い」です。

過去問○×問題

 ビタミンB2は…、

 ① ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である」ですが、正しい記述です。

 ビタミンB2のキーワードは、「脂質」です。

 よって、①は、「○」となります。

 なお、「炭水化物」がキーワードなのは、「ビタミンB1」です。んで、「タンパク質」が「ビタミンB6」です。

 当該「B1‐炭水化物」と「B2‐脂質」は、狙われるところです。しっかり憶えましょう。

 「皮膚や粘膜の機能を正常に保つ」ウンヌンのところは、ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。

試験ポイント1‐くだらない憶え方

 ビタミンB2は、別名の「リボフラビン類」で、試験に登場することがあります。

 別名には、「“リボフラビン”酪酸エステル、“フラビン”アデニンジヌクレオチドナトリウム、“リボフラビン”リン酸エステルナトリウム等」があります。

 先の問題も、「“フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム”は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である」などと、出てもおかしくないといった寸法です。

 よって、「ビタミンB2=リボフラビン」と頭に入れておかねばなりません。

 んで、くだらない憶え方ですが…、

 「2つのリボン」くらいの語呂で憶えます。

 「2つ」のは、言うまでもなく、「ビタミンB“2”」との符号です。

 んで、「リボン」は、「“リボ”フラビ“ン”」の頭文字と最後の文字に当たります。

 「2つのリボン」で、ビタミンB2はリボフラビン、ってな感じで頭に入れてみてください。

 参考:ビタミン成分の別名の語呂合わせ・憶え方‐ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12

試験ポイント2‐副作用

 ビタミンB2を摂取すると、尿が黄色くなることがあります

 しかし、これは、直ちに摂取をやめるべき副作用ではありません。

 試験では、「リボフラビンを摂取して、尿が黄色くなった場合は、直ちに、使用を中止しなくてはいけない」などと出ています。

 ビタミンB2で尿は黄色くなりますが、健康被害が生じる副作用ではないです。そこそこ、出ます。頭に入れておきましょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「【指定第2類医薬品】パンビタンハイ 240錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「滋養強壮保健薬」の「主たる配合成分」へのリンクです。

 ビタミンA

 ビタミンD

 ビタミンE

 ビタミンB1

 ビタミンB2

 ビタミンB6

 ビタミンB12

 ビタミンC

 ビタミンB3

 ビタミンB5

 ナイアシン(ニコチン酸アミド、ニコチン酸)、パントテン酸カルシウム、ビオチン

 カルシウム

 システイン

 アミノエチルスルホン酸(タウリン)

 アスパラギン酸ナトリウム

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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