8問‐リモコンリレー:令和4年度(2022年度度)2電工候補問題解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 候補問題の第8問は、穏当に合格できる問題。まず、固有部分のリモコンリレーに習熟する。おおむね端子台で代用されるはず。ほかは、アウトレットボックスへの施工及び接続に慣れておく。180度曲げはここでも有効。VVR2.0は、何気に欠陥を取られやすいので、丁寧に練習しておく。本問に遭遇したら、確実に受かろう。

No.8の難易度は「やさしい」

 

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 令和4年度(2022年度度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題8」の独学者向けポイントを見ていきます。

 候補問題のNo.8は、一口で言うと、「受かる問題」です。あまり難しくありません。

 本問は、左側の方にくちゃくちゃと図記号が固まっていて、一見難しそうですが、施行省略なので、試験には影響はないです。

 また、本問の固有部分の「リモコンリレー」は、端子台で代用されので、作業そのものは、難しくありません。といいますか、もはや「おなじみの作業」になっているはずです。

 次に、アウトレットボックスですが、これも、単に、間違わないで組むだけなので、他の候補問題を消化していれば、ほぼ大丈夫なはずです。

 本問に当たったなら、「落ち着いてやれば、まず合格だ」と思っていいでしょう。

インデックス

  1. 複線図ポイント
  2. No.8のポイント
  3. リモコンリレー対策
  4. アウトレットボックスの穴
  5. 手間取るアウトレットボックスは180度曲げ
  6. 接続は、指差し確認
  7. VVR 2.0-2cにちょっぴり注意
  8. 180度曲げ
  9. リングスリーブ
  10. ねじを増し締め
  11. 【重要】わざと間違える‐ミス対策
  12. 独学向け教材

複線図のポイント

 

 最初は、「リレー」部分が難しいかもしれません。

 しかし、点滅器(スイッチ)感覚で臨めば、OKです。

 つまり、リレー部分(Rイ・Rロ・Rハ)の黒線は「非接地側電線」に、白線は「電気(負荷)」に繋げたらいい、ってな寸法です。

 まあ、慣れてしまえば、どうってことはないです。

 2~3回練習すれば、100%、書けるようになります。

 ところで、全「複線図」は、「複線図インデックス」にあります。出先で練習したい人は、参考にしてください。

No.8のポイント

 令和4年度(2022年度度)の2電工・技能試験の候補問題8

 本問のポイントと注意点は、上記画像のとおりです。

 本問のメイン論点は、「リモコンリレー」の「端子台」くらいです。

 ここを組む要領さえ掴んでおけば、後は、いつも通りの作業です。

 ただ、本問は、アウトレットボックスに、ケーブルを都合「7本」、突っ込むことになるので、ごちゃごちゃするのが気がかりなところです。後述する「180度曲げ」は必須です。

 あとは、リングスリーブで「中」を使うのと、「VVR 2.0-2c」の施工があるくらいが、留意点です。

 まあでも、他の候補問題で、散々やる作業なので、大丈夫なはずです。

リモコンリレー対策

 リモコンリレーは、本試験では、おおむね、端子台で代用されます。

 ですから、「端子台」の作業の練習をしておけば、それで事が済みます。

 端子台への結線を、使用済みケーブルで、最低3回は、組んでおくとよいでしょう。

 なお、リモコンリレーの理屈は、念のため、テキストで確認しておいてください。万が一、試験問題を変えられると、暗記では対応できないからです。

 “端子台の背景には、このような理屈があるのだなー、ふーん”程度でいいので、保険として、見ておきましょう。

アウトレットボックスの穴

 大丈夫とは思いますが、念のため。

 「アウトレットボックス」の「穴」に注意してください。

 施行図や複線図をよく見て、“決められた穴”に、ケーブルを挿入してください。

 敢えて言うと…、

 図の上側は、ケーブルを入れないので、「穴」がないです。

 左側は、電源線の「穴」です。

 右側のうち、右上の「穴」は、「引掛けシーリング(丸形)」のケーブルです。

 んで、右下の、「ランプレセクタプル」のケーブルを入れます。

 最後の下側ですが、下左は、端子台からの「3本」ケーブルを入れます。

 下右は、「施行省略」のケーブルです。

 必ず、入れる「穴」を、確認してから、ケーブルを入れましょう。

手間取るアウトレットボックスは180度曲げ

 本問の特徴は、リモコンリレー代用の端子台から、3本ものケーブルを、ボックスの「1つの穴」に挿入するところです。

 文字だけならなんてことはないですが、実際にやると、かなりキツキツで、硬いケーブルが互いに干渉して、接続にかなり手間取ります。

 ですから、恒例の必殺技「180度曲げ」をやってみてください。

 たとえば…、

 

 …こんな感じです。

 上記の例のように、ケーブルを入れたら、“くっ”と180度曲げて、へんな言い方ですが、元に戻すみたいに、曲げてしまいます。

 こうすると、電線を格段に把握しやすくなるので、接続間違いが、劇的に少なくなるはずです。

 ところで、リモコンリレーからの3本のケーブルですが、狭い1つの穴に突っ込むことになるので、雑にやるとゴムブッシングが取れたりします。

 ゴムブッシングが取れていると、「欠陥」で即落なので、注意しましょう。イライラするのはわかりますが、丁寧に施工してください。

接続は、指差し確認

 本問の特徴は、先述したように、ボックス内で、「7本」ものケーブルを接続するところです。

 かなりの量となるので、落ち着いて、指差し確認をしながら、1つ1つ、落ち着いて接続します。

 何回も言いますが、あわてて接続を間違えると、修正には2~3分もの時間がかかります。

 40分しかない本試験では、2~3分のロスが致命的なものとなります。

 時間を節約したいのはわかりますが、ミスこそ、時間を最も食います。「ミスゼロ」の1回で終わらせられるよう、慎重に接続してください。

VVR 2.0-2cにちょっぴり注意

 本問で、強いて難儀と言えるのは、「VVR 2.0-2c」ケーブルです。

 VVRケーブルは、外装をはぐのに、結構神経を使います。慎重に作業してください。

 まあ、大丈夫ですが、中の電線の絶縁皮膜に大きな傷がつくと、『欠陥』を取られて即落ちです。

 テキストでは電工ナイフを使っていますが、わたしは、ストリッパでギリギリっと裂け目を入れて、後はペンチで外装を引っ張っていました。

 こうすると、中の絶縁皮膜に傷がつきようがありません。

 要は、絶縁皮膜に傷がなければいいので、各自、自分がうまくいくようにやってみてください。

リングスリーブ

 「リングスリーブ」ですが、本問では、あまり顔を見せない「中」が登場します。

 つい、いつもの調子で、「小」で接続しないようにしましょう。

 他のページでも言っていますが、電線を接続するときは、必ず、リングスリーブの大きさと刻印(圧着マーク)を「指差し確認」して、さらに「もう一度、指差し確認」をして、接続します。

 『リングスリーブを間違うと、修正がクソ面倒。3~5分かかる。』です。

 本試験でやらかすと、本当に、手が震えます。

ねじを増し締め

 最後に「端子台のねじ」です。

 最後の最後に、端子台のねじを「増し締め」してください。

 というのも、見直し時に、端子台をいじる可能性があるからです。

 たとえば、接続した電線が少しずれていたので、ねじを緩めて修正したのはいいが、ねじを締め直すのを忘れてしまう、という寸法です。

 本試験ではかなり緊張しているので、「わたしは、ねじを緩めたことを、間違いなく忘れる」と、断定しておくのが無難です。

 ねじがきちんと締まっていないと「欠陥」で即落ちです。

 ですから、念のため、最後の最後で、締まっているとは思うけれども、ねじを増し締めする、といった寸法です。

 ここまで意を払えれば、まず、合格です。

【重要】わざと間違える‐ミス対策

 本試験では、練習時には予想もしない『ミス』をします。

 よって、練習のときから、「ミス」に備えておきましょう。

 候補問題を組み終わって、採点(欠陥のチェック)が済んだら、回路をそのまま捨てるのではなくて、以下の箇所を、仮にミスったとして、再施行してみてください。

 当該再施行の際は、ストップウオッチで、時間を計ります。

 1つの「ミス」をカバーするのに、どれだけ時間を食うか、肌で体感しておきましょう。

ミス対策1

 さて、へんな言い方ですが、本問で、「間違っておくとよい」のは…、

 

 …の、赤丸のところです。

 ここは、アウトレットボックスの1つの穴に、「3本」ものケーブルを、“詰め込む”ところです。

 ギッチギチなので、ゴムブッシングが外れるという「ミス」も生じやすいです。

 よって、「ゴムブッシングが外れた」と仮定し、ゴムブッシングを敢えて取り外し、再度付け直してみましょう。

 当該ギッチギチ・ゴムブッシングは、そこそこ盲点なので、一度くらいはやり直しておくと、本試験では、落ち着いて施行できるはずです。

ミス対策2

 次に、「間違っておくとよい」のは…、

 

 …の赤丸のところです。

 ここの接続は、VVR2.0が1本、VVF1.6が3本で、「4本」接続するところです。

 よって、「中」スリーブに、「中」刻印をします。

 当該「中」スリーブですが、候補問題であまり出てこないため、ついつい、ウッカリミスをしてしまうところです。

 そこで、ここの接続を間違ったとして、たとえば、「小」スリーブで接続したとか、刻印を「小」にしてしまったと仮定して、接続作業のやり直しをしてください。

 先述しましたが、修正作業の際は、ストップウオッチで時間を計測します。

 4本もの電線の被膜剥ぎと再接続が、いかに時間を食うか、体感しておきましょう。

 一度でも間違っていれば、本試験でスリーブミスを犯すことはないでしょう。

独学向け教材

 最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べています。

 

 ところで、文系ド素人にとって、技能の練習時にあると便利なものは、以下のとおり、です。

 「ホーザン 合格クリップ」や、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

令和4年度 技能・候補問題

 まとめ・難易度・順番

 複線図インデックス

 1問:位置表示灯

 2問:確認表示灯(常時点灯)

 3問:タイムスイッチ(TS)

 4問:三相3線式200V

 5問:20A 250Vコンセント

 6問:3路スイッチ

 7問:4路スイッチ

 8問:リモコンリレー

 9問:EET

 10問:確認表示灯(同時点滅)

 11問:ねじなし管

 12問:PF管

 13問:自動点滅器(A)

PDFや動画の閲覧

 

 PDFや動画の閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、危険物や消防設備士等の過去問演習で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。

技能試験の注意やヒント

 本試験での注意やヒント、コツは、以下のページです。読んでおくと、多少は有利になるかと思います。

 まず、問題文についでです。

 だいたいは「テキストどおり」なのですが、ごく稀に、テキストの指示とは少し変った出題も予想されます。

 「問題文は命取り‐絶対的注意事項」で、問題文を読むクセをつけておきましょう。

 次に、作業のヒントとして、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」をば、お目汚しください。

 当方は、準備運動として、「まずは最初に電源線」をお勧めします。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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