第2種電気工事士の技能試験では、心と指の準備運動として、電源線から着手する。その理由。独学者向け内容。
第2種電気工事士の技能試験の施工の順番は、好きでいいです。
お使いのテキスト・DVDの指導に従うのもいいですし、自分のやり方でやるのもいいです。
技能試験は、欠陥さえなければ受かるので、順番は何でもいいのです。
ただ、参考程度に、わたしのやり口を述べたいと思います。
結論から言うと、技能試験は、「電源線」から始める、といった寸法です。
わたしは、一番最初に着手すべきは、「電源線のケーブル」と、アドバイスしています。
「電源線」は、準備運動に最適だからです。
当然ですが、2電工を受けたことのない人は、技能試験の試験会場の独特の空気を知らないはずです。
あの“空気”は、本当に特殊で、「試験問題が公開されている以上、落ちるわけにはいかない」という気持ちが、部屋中にみなぎっており、かなり緊張します。
ほいで、試験開始の合図とともに、これまでシーンと静寂だった部屋に、ケーブルの切断音「バチン」が充満するので、面食らいます。(指導機関によっては、先にケーブルを切るところがあるのです。)
こういった次第で、本試験では、自分で思う以上に、気が動転する、と仮定しておいてください。
んなもんで、最初は、難しい作業を避けて、最もカンタンで、すぐにできる「電源線」に取り掛かる、という寸法です。
ごぞんじのように、電源線の作業は、最もやり易いところです。
電源線のほとんどは、「VVF2.0」で、太さが目立つので、ケーブルの選び間違いがまず起きません。
作業は、切断して被膜剥ぎをするくらいで、基本的な作業のみです。
こんな次第で、電源線には、難しい作業がなく、速攻で、終わらせることが可能です。
経験者は語りますが、『1つでも、仕上げると、そこそこ、心に余裕が生まれる』のです。
そして、試験開始の緊張でこわばった指先も、電源線の基本的な作業で、かなり、ほぐれてきます。
最初に、電源線を終わらせれば、「こころ」と「ゆび」が、かなり「暖まる」といった次第で、以降の作業は、格段にスピードアップします。
こんな次第で、「電源線から始める」は、悪くないやり方となっています。
独学で合格を目指している方は、ぜひ、参考にしてみてください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2017年1月17日 12:08 PM
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