2問‐確認表示灯(常時点滅):平成30年度(2018年度)2電工候補問題解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 候補問題の第2問は、固有部分の「確認表示灯(パイロットランプ)」を「常時点灯」とするところが、やや「難」だが、全体的にやさしいラッキー問題である。本問の練習の仕方や、攻略、要領、手順を説述する。独学者向け。技能試験が本問だったら、確実に合格したい。

第2問はラッキー問題(受かる!)

 

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 平成30年度(2018年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題2」の独学者向けポイントを見ていきます。

 候補問題2は、上の画像を見てもらえばわかるように、「確認表示灯」と「ダブルコンセント」が固有部分です。

 当該「確認表示灯」には、「確認表示灯(パイロットランプ)は,常時点灯とする。」との特記がありますが、後述するように、気に病むものではありません。

 本問は、ちゃんとを練習をした受験生なら、穏当に合格できるラッキー問題です。

 当該問題に当たったら、“ラッキー、やったね”と、にんまりしてもいいでしょう。怖いのは、ケアレスミスのみ、といった寸法です。

 本問に当たったら、確実に合格しましょう。

難易度は「ふつう」

 平成30年度(2018年度)の2電工・技能試験の候補問題2

 先述したように、本問は、「当たればラッキー」な問題で、難易度は「ふつう」です。

 固有部分は、それ相応の対策をとっていれば、問題ありません。

 まずは、特記の確認表示灯(パイロットランプ)の常時点灯から見ていきます。

確認表示灯(パイロットランプ)は暗記

 当該確認表示灯(パイロットランプ)の部分は、結線の仕方を『丸暗記』してしまいます。

 考えたら、できるかと思いますが、それでも、「丸暗記」します。

 というのも、本試験は「40分」しかなく、いちいち「考えていられない」のです。

 ぶっちゃけ、複線図の前にして、「考える」時間など、ほとんどありません。

 ウンウン考えるのは、未熟の証拠くらいに考えて、スピードアップに勤めなくてはいけません。

 ゆえに、本問の試験対策としては『組み方を丸暗記する』、ってな塩梅です。

 当該常時点灯式のスイッチ部分は、5回組めば身体が憶えます。憶えられなかったら、憶えるまでやるだけです。

暗記注意

 先に、試験対策としては、「暗記」だと述べました。

 しかし、「常時点灯の理屈」だけは、必ず、理解しておいてください。

 万が一、試験問題を変えられたときの「保険」です。

 候補問題は、ほぼそのとおりが出題されますが、万が一、施工条件を変えられたときに、たとえば、「常時点灯」が「同時点滅」になったりしたら、往生します。ほぼ落ちるでしょう。

 んなもんで、「試験対策では丸暗記だか、仕組みや理屈は理解しておく」ようにしてください。

 本試験は、ほぼ候補問題と同じ仕様ですが、万が一に備えておくのが無難です。

固有部分のダブルコンセントは極性のみ

 本問の固有部分は、「ダブルコンセント」で、コンセントの図記号に「2」がついたところです。

 「ダブルコンセント」は、固有部分なのですが、作業は決して難しくはなく、注意すべきは「極性」のみです。

 ケアレスミスを防ぐためにも、念のため、ド素人文系の最強技『指差し確認』をして、「極性、よしっ!」てな感じで、作業をすることを勧めます。

 本試験では、“なにをやらかすかわからない”ので、常日頃から、『欠陥』部分は、意を払っておきましょう。

 なお、当該部分は、1個の完成品の「ダブルコンセント」の場合と、「連用枠+コンセント×2」の、2つのケースが考えられます。

 前者のダブルコンセント1個は、つなぐだけなので、「わたり線」が不要で、楽でいいです。

 対して後者の「連用枠+コンセント×2」だと、「わたり線」が必要となるため、手間がかかります。

 とはいえ、作業は普通のコンセント作業なので、候補問題の全13問を2回ほど解いていれば、全く問題ないかと思います。

 ま、念のため、つまり、試験で施工条件が変わっても“動揺しないため”にも、両ケースで練習しておくのが無難です。

リングスリーブ

 リングスリーブは、おおむね、「小」と「中」を使うはずです。

 電線を接続するときは、必ず、リングスリーブの大きさを「指差し確認」して、さらに、刻印(圧着マーク)が正しいかどうかを「指差し確認」し…、

 ほいで、もう一度だけ、リングスリーブの大きさと刻印(圧着マーク)を「指差し確認」して、「よしっ!」となったら、ガチャンと接続します。

 というのも、『リングスリーブを間違うと、その修正がクソ面倒だから』です。

 間違った接続部分を切り取り、ケーブルの外装を剥いで、電線の被膜を取るという“時間ロス”の権化です。

 おおむね3分は、下手をすると5分は時間を取られます。

 本試験は『40分』ですので、当該ミスが、いかに危ないか、お分かりかと思います。

 指差し確認の時間は、間違ったことを考えれば、『絶対に、あり』です。

その他の部分

 上記のほかは、他の候補問題で、散々練習するので、問題ないかと思います。

 ただ、「施工省略」のところは、ちょっとだけ注意しておきます。

 テキストの指示通りの作業を徹底してください。

 てきとーにやっていると、本試験の最中に(アレ、「施工省略」ってどうしてたっけ?!)と、軽くパニックに陥ります。

独学向け教材

 最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べています。

 

 ところで、文系ド素人にとって、技能の練習時にあると便利なものは、以下のとおり、です。

 「ホーザン 合格クリップ」や、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

平成30年技能・候補問題

 概要、難易度の整理・まとめ

 1問:位置表示灯

 2問:確認表示灯(常時点灯)

 3問:タイムスイッチ(TS)

 4問:三相3線式200V

 5問:200Vコンセント

 6問:3路スイッチ

 7問:4路スイッチ

 8問:リモコンリレー

 9問:EET

 10問:確認表示灯(同時点滅)

 11問:ねじなし管

 12問:PF管

 13問:自動点滅器(A)

PDFや動画の閲覧

 

 PDFや動画の閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、危険物や消防設備士等の過去問演習で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。

技能試験の注意やヒント

 本試験での注意やヒント、コツは、以下のページです。読んでおくと、多少は有利になるかと思います。

 まず、問題文についでです。

 だいたいは「テキストどおり」なのですが、ごく稀に、テキストの指示とは少し変った出題も予想されます。

 「問題文は命取り‐絶対的注意事項」で、問題文を読むクセをつけておきましょう。

 次に、作業のヒントとして、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」をば、お目汚しください。

 当方は、準備運動として、「まずは最初に電源線」をお勧めします。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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